...僕には異常現象たることが諒解できない...
海野十三 「地球発狂事件」
...その同盟国たる英国の人民に最も能(よ)く諒解せられなければならぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...彼女も自分の位地を諒解しているらしく見えた...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...悲しみであるかということを御諒察の上...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...いづれは予が筆の至らざる所と諒(りやう)し給ふべし...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...之は内務省の諒解を得たに拘らず...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...讀者はこれを諒とせられんことを望む...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...うまくけえてありゃがらあ――ふーん」諒解が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角さんとも充分に諒解のある間柄だということを信じているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...不破の関守氏に諒解があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...豪奢(ごうしゃ)風流の極度と平生よりひそかに食指(しょくし)を動かし居候(おりそろ)次第御諒察(ごりょうさつ)可被下候(くださるべくそろ)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すべての事情を彼が諒解したように思っているうちに...
火野葦平 「糞尿譚」
...知事はその意を諒とし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ほとんど諒解に苦しんでいるあいてを伸子として避けられない容赦なさで傷けながら...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...私は諒承した...
山川方夫 「愛のごとく」
...此(この)陰鬱な天候に加へて諒闇(りやうあん)の中に居る自分達は一層気が滅入(めい)る許(ばか)りである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...崔諒(さいりょう)は眼がくらんだ...
吉川英治 「三国志」
...崔諒が安心して連れて入った百余名の旧部下も...
吉川英治 「三国志」
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