...曰く、汝の力よくわが髪をして長くすることを得ば、請う、これを長くせよ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...早くも李鴻章は馬関(ばかん)に派して和を請うに至った...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...自分がまだ三十九の歳に父の前に手をついて一身を公共のためにささげる自由を請うた情景が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこで女御彰子に后位の宣旨を請うて司祭を掌らしめたいといっているのがみえる...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...一方オリベイラ予審判事一行の出動を請うとともに...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...陳は気の毒になって賈に請うて逃がしてやることにしたが...
田中貢太郎 「西湖主」
...この事について幸田露伴(こうだろはん)博士の教えを請うたが...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...請う彼をして自(みず)から語らしめよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...わずかに書肆(しょし)の来(きた)って旧著の改版を請うがまま反古(ほご)にもすべき旧稿の整理と添刪(てんさん)とに日を送ればかえって過(すぎ)し日の楽しみのみ絶え間もなく思い返されるばかり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...請う学者と書籍製造販売者とを混ずること勿(なか)れ」という調子で滔々(とうとう)と述べ立てると...
穂積陳重 「法窓夜話」
...且つ自ら進んでその立案の任に当りたいということを請うたが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...法諡(はふし)を撰んで識る所の僧に請うて閲(けみ)せしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは浜野氏に請うて旧記を検してもらつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこでわたくし共は柏軒先生の許を請うて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...利安の卜庵に被見(ひけん)を請うたのが...
森鴎外 「栗山大膳」
...庭は治を請うものがあるときは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...罪を請うためでござる...
吉川英治 「三国志」
...信長は皇室の仲介を請うて和を講じ...
和辻哲郎 「鎖国」
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