...哀憐(あいれん)を請う情と共に...
芥川龍之介 「忠義」
...読者請う刮目(かつもく)してその時を待て」葉子は下くちびるをかみしめながらこの記事を読んだ...
有島武郎 「或る女」
...昔は一国の帝王が法王の寛恕(かんじょ)を請うために...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...外人の来たりて泊宿を請うものは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...私は年々歳々諸君に請うて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼は唯哀願して只管(ひたすら)に宥恕(ゆうじょ)を請うばかりである...
中島敦 「南島譚」
...鐵砲の製法の傳授を請うた話を思ひ出してゐた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...請うてその女を娶(めと)り...
南方熊楠 「十二支考」
...柏軒は隋書を講ぜむことを斎に請うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...志保は春庵に二物を得むことを請うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...細木香以(ほそきかうい)が治を請うた時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時富豪にして榛軒に治を請うたものには...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...特に仮寧(けにょう)を申し請うて...
森鴎外 「山椒大夫」
...勝久は浜町の師匠と女師匠とに請うに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...壽阿彌に請うて讀經せしむる家は...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...勅を請うて太子が日ごろ説かれ給うた天寿国のもようを図がらにあらわしてそこに太子御往生の容子をみられんことを念じられた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...併せてわが民族の救援につき討論せんことを請う...
横光利一 「上海」
...たって壱岐守に請うて...
吉川英治 「大岡越前」
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