...救助を請うような心もちで...
芥川龍之介 「葬儀記」
...哀憐(あいれん)を請う情と共に...
芥川龍之介 「忠義」
...両氏の請うがままに身を委せ...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...ご指南をねがえませんかな?」と請うものがあっても...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...彼に二三の質問をしたいと請うたのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この時の別啓「請う所を許允し」以下を左の如く改作す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼は晋侯に請うて...
中島敦 「妖氛録」
...請う学者と書籍製造販売者とを混ずること勿(なか)れ」という調子で滔々(とうとう)と述べ立てると...
穂積陳重 「法窓夜話」
...且つ自ら進んでその立案の任に当りたいということを請うたが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...やっとのことで夫を見直して許しを請うた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...自分の嗜好(しこう)を満足せんため国法を破って外人に地図や禁制品を贈った者に贈位を請うのと似たり張ったりの弊事だが...
南方熊楠 「十二支考」
...榛軒の妻志保はこれに生父の誰なるかを討(たづ)ねむことを請うたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし切に請うて已まぬので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...利安の卜庵に被見(ひけん)を請うたのが...
森鴎外 「栗山大膳」
...脩は七月に鉄道庁に解傭(かいよう)を請うて入京し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...勝久は浜町の師匠と女師匠とに請うに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...新聞紙のために古人の伝記を草するのも人の請うがままに碑文を作るのも...
森鴎外 「なかじきり」
...その邸において新夫人と親家夫人とに洗礼を授けることをカブラルに請うた...
和辻哲郎 「鎖国」
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