...でもね、諄いようだが、もう一言...
久生十蘭 「魔都」
...さて、諄いようだが、光陰矢の如く、時刻は刻々に移って大時計の鳴鐘はガアンと無慈悲の音をたてて、一時半を報じた...
久生十蘭 「魔都」
...諄いようだが一度縁を切ったとはいいながら...
久生十蘭 「魔都」
...「これほど頼んでもだめかい」「おれは諄いこたあ嫌(きれ)えだ」と栄二は答えた...
山本周五郎 「さぶ」
...いまなお重役どもの胸に深く刻みつけられております」「諄い諄い」と雅楽頭が遮(さえぎ)った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...諄いようだが礼を云うんじゃあないぜ...
山本周五郎 「柳橋物語」
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