...』とお爺(じい)さんは私達(わたくしたち)夫婦(ふうふ)に向(むか)って諄々(じゅんじゅん)と説(と)ききかせて下(くだ)さるのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...只今諄々(じゆん/\)と申した樣な仕儀になり...
石川啄木 「雲は天才である」
...重々しい力の無い声に出来るだけ抑揚をつけて諄々(くどくど)と説いたものだ...
石川啄木 「赤痢」
...重々しい力の無い聲に出來るだけ抑揚をつけ諄々(くど/\)と説いたものだ...
石川啄木 「赤痢」
...私は這(こんな)性質ですから諄々(つべこべ)言つて見ることも御座いますが...
石川啄木 「鳥影」
...先づ他人の幸福といふことを考へなくてはならぬ』といふ思想を諄々と教へ込んだ時代よりもこう云ふ犠牲者に出遇ふことは少くなつたやうである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...三位から討幕の秘計を諄々(じゅんじゅん)と聞かされてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...二三の例など挙げて諄々と批難を浴せた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...『教行信証』において種々の経論を引いて諄々として教法を説き去り説き来る親鸞は...
三木清 「親鸞」
...ほかの家の前を素通りして持って来たんですから」諄々(くどくど)とそういうのが聞えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...諄々(じゅんじゅん)として説いて聞かすものですから...
吉川英治 「江戸三国志」
...兵家の卑屈と申さねばなりません」諄々(じゅんじゅん)として...
吉川英治 「三国志」
...そして諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「三国志」
...なにか諄々(じゅんじゅん)といっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...諄々(じゅんじゅん)と説かれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...平次郎の耳の垢(あか)の隙間から諄々(じゅんじゅん)と入ってくる上人のことばは...
吉川英治 「親鸞」
...諄々(じゅんじゅん)と熱せず迫らず...
吉川英治 「源頼朝」
...昨夜も諄々(くどくど)お話ししたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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