...』とお爺(じい)さんは私達(わたくしたち)夫婦(ふうふ)に向(むか)って諄々(じゅんじゅん)と説(と)ききかせて下(くだ)さるのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...先刻(さつき)は急しい時で……』と諄々(くど/\)辯疏(いひわけ)を言つて...
石川啄木 「足跡」
...率(いざ)という場合懐(ふとこ)ろ育ちのお嬢さんや女学生上りの奥さんよりも遥(はるか)に役に立つ事を諄々(じゅんじゅん)と説き...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...あるとき酒を酌み交しながら諄々と忠告した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諄々(じゅんじゅん)と説いている...
太宰治 「パンドラの匣」
...あまり皮肉にならないように諄々(じゅんじゅん)と話して行きましたが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...諄々(じゅんじゅん)と物語るのだった...
徳田秋声 「縮図」
...わたしは自分で自分に諄々と説いて聞かせるのでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...諄々(じゅんじゅん)と話しつつあるにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって諄々(じゅんじゅん)として教えるの態度をとりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...諄々(じゅんじゅん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...例へば文章を書くにしても……」先生は得意らしく身振り手振りで諄々(じゆんじゆん)と説き出したが...
南部修太郎 「猫又先生」
...汚らしい乞食(こじき)の諄々(じゅんじゅん)として語る様子は...
野村胡堂 「悪人の娘」
...『教行信証』において種々の経論を引いて諄々として教法を説き去り説き来る親鸞は...
三木清 「親鸞」
...諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「大岡越前」
...諄々(じゅんじゅん)...
吉川英治 「三国志」
...なにか諄々(じゅんじゅん)といっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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