...或時には諄々として盡きざる話を耳にしながら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...諄々(くど/\)と何やら話を續けてゐる校長を見てゐるのでなく...
石川啄木 「足跡」
...只今諄々(じゆん/\)と申した樣な仕儀になり...
石川啄木 「雲は天才である」
...信吾が先刻(さつき)寄つて呉れた礼を諄々(くどくど)と述べて...
石川啄木 「鳥影」
...同じ事を遠しに諄々(くどくど)と喋り立てたのであるが...
石川啄木 「天鵞絨」
...空の真理を諄々(じゅんじゅん)と説かれていったのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...諄々(じゅんじゅん)として説きはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを拝見したいものです」池田は諄々(じゅんじゅん)として答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺は何も彼も判つたやうな氣がするが――」平次は諄々(じゆん/\)として説くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諄々(くどくど)と弔辞を述べてから...
久生十蘭 「湖畔」
...諄々(じゅんじゅん)といった...
吉川英治 「三国志」
...そして諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「三国志」
...ここも互いの血を流さずにすむが」彼の諄々(じゅんじゅん)と説く...
吉川英治 「新書太閤記」
...逐一(ちくいち)諄々(じゅんじゅん)とはなしてゆき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「親鸞」
...平次郎の耳の垢(あか)の隙間から諄々(じゅんじゅん)と入ってくる上人のことばは...
吉川英治 「親鸞」
...諄々(じゅんじゅん)と眼を濡らして語った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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