...』とお爺(じい)さんは私達(わたくしたち)夫婦(ふうふ)に向(むか)って諄々(じゅんじゅん)と説(と)ききかせて下(くだ)さるのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...先づ他人の幸福といふことを考へなくてはならぬ』といふ思想を諄々と教へ込んだ時代よりもこう云ふ犠牲者に出遇ふことは少くなつたやうである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...諄々(じゅんじゅん)説明があった...
海野十三 「沈没男」
...あるとき酒を酌み交しながら諄々と忠告した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ほとんど駒井の諄々(じゅんじゅん)たる説明を...
中里介山 「大菩薩峠」
...諄々として説いて止まない概があつた...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
......
一葉稿 「五月雨」
...今迄の調子は諄々としてたゞ己が持つてゐる「あきらめ」を苦もなく答へてゐるのであつたが...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...よくそれで勉強ができるな」「諄(くど)いなあ」と弟は云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...「お父さまが大切にしていらっしゃるんですから悪戯(いたずら)をしてはいけませんよ」母は心配そうに諄(くど)くこう云った...
山本周五郎 「桑の木物語」
...「これほど頼んでもだめかい」「おれは諄いこたあ嫌(きれ)えだ」と栄二は答えた...
山本周五郎 「さぶ」
...こんなに諄(くど)く記したのは...
山本周五郎 「失蝶記」
...やっぱり知己ですか」「知己というほどではありませんが」なんのためにそんなことを諄(くど)く訊(き)くのかわからなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...』『諄(くど)いね...
與謝野寛 「蓬生」
...諄々(じゅんじゅん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...諄々(じゅんじゅん)と書状を以て...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...諄々(じゅんじゅん)たる沢庵のさまを見るべく...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...諄(くど)いお願いを致しました...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??