...あの人が上司に諂諛していると思う...
...彼は諂諛を嫌うタイプだ...
...諂諛者は最低だと思う...
...諂諛をすることで彼は出世した...
...彼女は諂諛の上手な人だ...
...偉大の意識の中にも眞に侮蔑に堪へたる空虚と自己諂諛とを見る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうしてこの成長の意識は或は自欺より生れて自己諂諛となり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...虚文虚礼便佞(べんねい)諂諛(てんゆ)を賤(いや)しとして仕官するを欲しなかった二葉亭もこの意外なる自由の空気に満足して...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...上官や同僚がすべて虚偽と諂諛(てんゆ)の便宜主義者のように見えて仕方がなかった...
徳田秋声 「縮図」
...諂諛(てんゆ)の者とが得てして行いがちの...
中里介山 「大菩薩峠」
...結局は苦い諫言(かんげん)よりも甘い諂諛(てんゆ)に欣(よろこ)ばされてしまう...
中島敦 「弟子」
...諂諛(てんゆ)の笑を以て応えて良いものか...
中島敦 「妖氛録」
...彼らの諂諛(てんゆ)を見破るほどに聡明(そうめい)ではありながらなお真実に耳を傾けることを嫌(きら)う君主が...
中島敦 「李陵」
...禁闕の諸卿も諂諛(てんゆ)これ努めたものであった...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...汝はこれ諂諛(てんゆ)の老臣...
吉川英治 「三国志」
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