...彼世人に諂(へつら)うが故に彼の教会に聴衆多しと...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...敢えて彼と行動を共にする必要はない」また曰く「田中は選挙民に諂(へつら)うために絶叫するだけのことだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼が成功してるからといって諂(へつら)ってくる者ども――オービネのいわゆる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...阿媚(あび)と諂佞(てんねい)を捧げるものはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの諂諛(てんゆ)を見破るほどに聡明(そうめい)ではありながらなお真実に耳を傾けることを嫌(きら)う君主が...
中島敦 「李陵」
...阿諛(あゆ)と諂佞(てんねい)に取巻かれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...阿諛(あゆ)と諂佞(てんねい)に取卷かれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肩をそびやかして諂(へつら)い笑い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...横著者がずるずると諂(へつら)い寄ることもあり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...諂(へつら)い家はさけねばならぬという...
矢部貞治 「政治学入門」
...頻(しき)りに勧業の事に心を用ひしかば上の好む所下之より甚(はなはだ)しき者ありて地方官の如きは往々民間の事業を奪ひて之を県庁の事業とし以て大官に諂(へつら)はんとする者あり...
山路愛山 「明治文学史」
...魏人は諂佞(てんねい)だというか」「おや...
吉川英治 「三国志」
...おそらく彼の田楽役者的な頓才や諂(へつら)いではなかったか...
吉川英治 「私本太平記」
...諂(おもね)るわけではございませんが...
吉川英治 「新書太閤記」
...諂(へつら)へるを愛し...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...貧しくして諂(へつら)うことなく...
和辻哲郎 「孔子」
...「其の鬼(き)に非ずして祭るは諂(へつら)うなり...
和辻哲郎 「孔子」
...これは祭りさえも道をもってしなければ諂いとなること...
和辻哲郎 「孔子」
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