...調子のいい速歩で下りつつあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...七五調の新体詩みたいな調子のいい文句ですから...
梅崎春生 「Sの背中」
...調子のいい音を立てて杵がつき...
梅崎春生 「狂い凧」
...姿は見えないが売り子の調子のいい応待といい...
海野十三 「怪星ガン」
...随分調子のいい交際家でもあった野本氏が...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...妹の方にも調子のいいことを並べ立てて立ち去ったばっかりに...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...どうぞ今度また会うてやっとくれやす」と調子のいいことをいう...
近松秋江 「霜凍る宵」
...いかにも調子のいい声...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...調子のいい稽古をしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...デモの調子のいい時はデモ...
中里介山 「大菩薩峠」
...調子のいい口前に乗せられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...鈴木君はあいかわらず調子のいい男である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...四十前後の四角な顔をした調子のいい男で...
野村胡堂 「九つの鍵」
...この人間の群れの百万人に十人くらいは調子のいい人間がいて[45]...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...新聞も調子のいいことを書く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...調子のいい言葉をかけて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...よき敵御参(ごさん)なれとおいでなすったね」またしてもおよそ調子のいい師匠はこう笑顔で迎えた...
正岡容 「小説 圓朝」
...いい加減な調子のいい事を云っている有志連中は皆青くなって...
夢野久作 「近世快人伝」
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