...そして調子に乗った私は...
江戸川乱歩 「双生児」
...お調子に乗ったりしないから...
太宰治 「正義と微笑」
...藤村詩集にある「海辺の曲」という譜のついた歌はよく調子に乗った...
田山花袋 「田舎教師」
...斬られた人の方へ飛ぶか……」調子に乗ったピグミーは...
中里介山 「大菩薩峠」
...この女たらしめ!」彼はマクシム・ド・トライユ伯爵が調子に乗った相手に侮辱されるに任せておいて決闘になると最初の一発でこの男を仕留めたことがあるのを知らなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...話の調子に乗った彼は...
本庄陸男 「石狩川」
...大佐も幾分調子に乗ったらしい...
夢野久作 「戦場」
...「……いやア……貴女(あなた)方の剛気なのにも驚きましたよ」と志免警視はどこまでも明るい声で調子に乗った...
夢野久作 「暗黒公使」
...それにしても軽部がそんなにうまく秘密を饒舌ったのも彼のそのときの調子に乗った慢心だけではない...
横光利一 「機械」
...猿の上調子に乗ったりしていると...
吉川英治 「新書太閤記」
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