...我と主人との友誼は我に十分なる談資を與へたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...利休と太閤秀吉(たいこうひでよし)との友誼は長いものであって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...彼は象山に対して師弟の誼(よしみ)あるのみならず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...つい御交誼にあまえましてな!」と彼はヴェリチャーニノフの姿を見ると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...黒岩涙香氏の如きもその探偵小説の版権は無料で何か情誼のある本屋に呉れてしまったというような有様であった...
中里介山 「生前身後の事」
...却(かえ)って二人の友誼(ゆうぎ)を濃(こま)やかにしたのかもわかりません...
野村胡堂 「踊る美人像」
...生前の交誼を謝したり...
久生十蘭 「雲の小径」
...彼と交誼(こうぎ)を結ばん事を望み居たれば...
福田英子 「母となる」
...……枯草ノ雨ニ逢ヒ轍鮒ノ水ヲ得タル幸運ニ際会スルコトヲ得テ本誌ハ為メニ蘇生シ今後続々出版スルコトヲ得ルニ至リ秋風蕭殺ノ境カラ急ニ春風駘蕩ノ場ニ転ジタ是レハ全ク中村先生ガ学術ニ忠実ニ情誼ニ厚ク且ツ仁侠ノ気ニ富ンデ居ラルヽノ致ス所デ私ハ同先生ニ向ツテ衷心カラ感謝ノ意ヲ表スルモノデアル……これは全く中村先生が学術に忠実で、情誼に厚く、且つ仁侠の気に富んでおらるるの致すところで、私は深く感謝して止まなかった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この日から数日の間私たちは同氏の厚誼(こうぎ)を受けた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...個人的には深い情誼(じょうぎ)や恩を感じながらも...
吉川英治 「上杉謙信」
...ふと旧誼(きゅうぎ)を思い出し...
吉川英治 「三国志」
...彼の友誼(ゆうぎ)にはうごかされる...
吉川英治 「新書太閤記」
...折角の御好誼(ごこうぎ)とはぞんずるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉田神社の神官吉田兼和とは日ごろの交誼(よしみ)も深い...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとこれ同根(どうこん)の誼(よし)み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...貴公に諫(いさ)められた誼(よし)みがある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...情誼(じょうぎ)もあり...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??