...その詩を作った士人を誹謗(ひぼう)の罪に問うて獄に繋(つな)いだ...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...舅の土井が自分に向けて父のことを遠まはしに誹難して来る...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
... 255そのため汝衆人の前に誹謗の言放つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...僕はけっして神を誹謗(ひぼう)するわけではないよ! もしも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...誹謗者らのためにいらだちやすくなされ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...背反し誹謗(ひぼう)し議論してはいけないものであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...己レ逸楽ヲ好メバ人亦其ノ行ヒヲ誹ル...
成島柳北 「阿房山賦」
...目薬の瓶(びん)が歩くやうであらうと誹(をと)すに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「故意にわが國の信用金庫を誹謗し...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...稀に或は其不平を色に現わし言の端に洩らすことあれば誹謗なり嫉妬なりと言う...
福沢諭吉 「女大学評論」
...カイウス・カルウスは彼に対して誹謗(ひぼう)的な諷刺詩をたくさん書いていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お奉行を誹謗(ひぼう)したりしていましたからね...
吉川英治 「大岡越前」
...忘恩の徒と誹(そし)られるよりはましである」「ああ...
吉川英治 「三国志」
...そして口を極めてその計を誹(そし)った...
吉川英治 「三国志」
...陣中へ女子を伴(ともな)ったと誹(そし)られるにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...山令に誹議(ひぎ)を申したて...
吉川英治 「親鸞」
...コノ故ニマダ以テ一言モ聖人ヲ誹謗(ヒボウ)セズ...
吉川英治 「親鸞」
...政談や誹謗(ひぼう)はやらないと規定している...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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