...先に亀之介が家政婦を誹謗したことを思出したから...
海野十三 「地獄の使者」
...小川派と南派とがそれぞれ相手を誹謗(ひぼう)する目的でそうした説を流したのだろう...
高見順 「いやな感じ」
...七十議会の初頭に行なわれた軍部誹謗も...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...僕はけっして神を誹謗(ひぼう)するわけではないよ! もしも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...邪教だとの誹謗(ひぼう)や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誰カ敢テ誹議センヤ...
成島柳北 「阿房山賦」
...無礼の誹(そしり)をまぬかれぬが...
新渡戸稲造 「自警録」
...ゆえに他人を誹謗する者を目して直ちにこれを不徳者と言うべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...新聞記者などが大臣を誹(そし)るを見て「いくら新聞屋が法螺(ほら)吹いたとて...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...何だか花月を愛するを誹(そし)りたる者の如し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...誹謗(ひぼう)はされても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうした高い貴族の中では例のないことであるなどと誹謗(ひぼう)するかもしれぬという遠慮もあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すなわち新味のある誹諧が飛出して来た...
柳田国男 「木綿以前の事」
...忘恩の徒と誹(そし)られるよりはましである」「ああ...
吉川英治 「三国志」
...ずいぶん誹謗(ひぼう)もされ...
吉川英治 「新書太閤記」
...八新しい力が興(おこ)ろうとする時には必ず古いものの力がこぞってそれを誹謗(ひぼう)してくる...
吉川英治 「親鸞」
...子が育つか」「羅刹などと父君を誹(そし)った覚えはございません」「耳ががんとしておった...
吉川英治 「源頼朝」
...いかなる場合にも偏狭の誹(そし)りを免(まぬか)れない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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