...其処にゐる凡ての人々に対して大なる誹謗(ひばう)の声を挙げる事を敢てしないと共に...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...この不条理な誹謗を否定するために証人台に立たねばならなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...嚢陽(じょうよう)累歳(るいさい)孤城(こじょう)に因る湖山に豢養(けんよう)して出征せず識らず咽喉(いんこう)形勢(けいせい)の地公田枉(ま)げて自ら蒼生(そうせい)を害す秋壑は怒って誹謗者を遠流に処した...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...彼はそうした誹謗(ひぼう)に対して主人を弁護したばかりか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...僕はけっして神を誹謗(ひぼう)するわけではないよ! もしも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...上(かみ)を誹謗したと言う罪名になって居りますが...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...女らしう温順(おとな)しう成つたと褒めるもあれば折角の面白い子を種なしにしたと誹(そし)るもあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「故意にわが國の信用金庫を誹謗し...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...新聞記者などが大臣を誹(そし)るを見て「いくら新聞屋が法螺(ほら)吹いたとて...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...また誹(そし)る人もあるべけれど...
森鴎外 「舞姫」
...日本の誹諧も上流の文学の中にもてはやされていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...さして咎むべき誹謗(ひぼう)ではなかったといえる...
山本周五郎 「新潮記」
...野心家の曲者(しれもの)のごとく誹(そし)る...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして口を極めてその計を誹(そし)った...
吉川英治 「三国志」
...あまりに世間の誹(そし)りを気にかけて...
吉川英治 「三国志」
...ひとの誹(そし)り...
吉川英治 「私本太平記」
...多少の異議誹謗(ひぼう)はあっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...武士を誹(そし)る法やある...
吉川英治 「新書太閤記」
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