...「両税法」には、田賦と課役という二つの税があった...
...課役經費は年々嵩むばかり...
石川三四郎 「浪」
...「さと長ら我課役(エズキ)徴ばいましもなかむ」と云ったように...
中井正一 「言語は生きている」
...男に草々(くさぐさ)の課役をかける...
夏目漱石 「幻影の盾」
...陣夫銭その他の課役を納めぬわけにも行かず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...阪本からも苧の課役が運ばれ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...三条西家は苧の売買からして課役をとる権利を有しておったので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...しかし苧の課役中で三条西家にとり最も収入の多かったのは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...課役を免(まぬか)れんとしたので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...かくのごとき越後産の苧が課役の基礎になっておったのであるからして...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...六左衛門どのが五十八歳の元文三年に「課役騒動」が起こり...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...課役騒動の件をしらべておられた」と戸田は云った...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...課役に百姓を雇い...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「課役というものは領民の御奉公で...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...仲間の者の課役をも助けて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...進んで課役に応(おう)じ...
吉川英治 「私本太平記」
...阿波の城主蜂須賀至鎮(よししげ)が城ぶしんの課役に出て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...村の課役で石割りもします...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...宣教師館及び会堂に対する諸種の課役徴用等の免除がその内容であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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