...「誰彼かまわず話しかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は誰彼関わらず優しい人だ...
...「誰彼構わず好奇心旺盛な子供だった...
...「彼は誰彼知らずに自分の意見を述べていた...
...「誰彼問わずフレンドリーな態度で接するのが彼の持ち味だ...
...顔馴染の誰彼の方を見てニヤニヤと歪んだ顔で微笑むのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...そこを縄ばりとする仲間の誰彼と...
海野十三 「蠅男」
...出会頭(であひがしら)に誰彼の容捨はなく...
薄田泣菫 「茶話」
...誰彼となく話しかけたくて仕様がなくなるし...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...いかにも嬉しそうな微笑を湛えて通行の誰彼を眺めていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...誰彼の用捨なく相手を殺してやると威嚇した...
豊島与志雄 「山上湖」
...誰彼は誰彼に目をつけてると...
豊島与志雄 「道連」
...宅中(うちじゅう)の誰彼に見せびらかした...
夏目漱石 「行人」
...その人の持前がその誰彼に至つてゐない限り結局ボロを曝露するばかりだ...
南部修太郎 「氣質と文章」
...手を貸したのは諸方に浮浪して居た一族の誰彼...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰彼の差別なく引っ括(くく)りそうな剣幕でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかし友人の誰彼(たれかれ)のように...
二葉亭四迷 「平凡」
...顔馴染の誰彼が、あとからあとからなつかしく高座へ上がってきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...すべり出でたるその跡より一座の人々誰彼とおのがまにまに祝いを述べつ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...彼は女や周囲の誰彼に面と対(むか)って軽蔑され乍ら...
山本周五郎 「青べか日記」
...周囲の誰彼が忠告するのを...
山本周五郎 「青べか日記」
...「阿呆吐(ぬ)かせ」これはどっと誰彼なく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何處々々が燒失したと聞けば其處に住んで居る誰彼の名が...
若山牧水 「樹木とその葉」
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