...「誰彼かまわず話しかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は誰彼関わらず優しい人だ...
...「誰彼構わず好奇心旺盛な子供だった...
...「彼は誰彼知らずに自分の意見を述べていた...
...「誰彼問わずフレンドリーな態度で接するのが彼の持ち味だ...
...某酒楼にて飲み仲間の誰彼と口論し...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...逢う誰彼(だれかれ)が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...側(そば)にゐる誰彼は幾らか冷かし気味に...
薄田泣菫 「青磁の皿」
...」市長は心のうちで誰彼といろんな人達を数へあげてみるらしかつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...誰彼の見さかひもなく喧嘩を売歩くかまきり...
薄田泣菫 「独楽園」
...誰彼となく話しかけたくて仕様がなくなるし...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...われわれ誰彼の生き死には何の関心もないような響きの中に...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...その晩は近所の誰彼(たれかれ)さそひあはせて五六人づれで出かけました...
土田耕平 「狐に化された話」
...ここに召使われている誰彼の用人...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰彼に言い触らすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...古い友達の誰彼を...
中島敦 「光と風と夢」
...千代子は固(もと)より誰彼の容赦なく一様に気易(きやす)く応対のできる女だったので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...手を貸したのは諸方に浮浪していた一族の誰彼(たれかれ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お祖母様や乳母や誰彼に聞かされたお化の話はすべてわが家にあった出来事ではないかと夜はいつでも微かな物音にさえ愕(おび)えやすかった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...誰彼なしにムシャクシャ腹だあ...
三好十郎 「鈴が通る」
...その兵糧を奪ってくるものはないか」「誰彼と仰せあるより...
吉川英治 「三国志」
...もう誰彼の見わけもつかなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...柳樽寺同人の誰彼だの...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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