...されども誰人か天国の光景を知らん...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...人には誰人にも来世の欲求がある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ジュリアを責(せ)める男は誰人(だれ)? そして地底に現われた吸血鬼は...
海野十三 「恐怖の口笛」
...共産主義は誰人に對しても...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...これまで誰人にも愛されたことがなく...
薄田泣菫 「独楽園」
...誰人の妻となるにせよ...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...その駕籠(かご)の中の主(ぬし)は誰人...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただしは誰人かに新しく堪忍(かんにん)の徳を教えられてそれを思い出したから...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰人に向っても「様」という字をつけて呼ぶことにするから...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰人も、この名将の面影に、その無惨なる天刑(?)の存することをまともに見るには忍びないはずであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれは誰人かしらんと尋ねると傍にいる人が答えて...
中里介山 「法然行伝」
...誰人(たれびと)か至信(ししん)に誠實(せいじつ)に...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...此点に於て誰人が判官の峻刻と無情とを怨むべきぞ...
平出修 「逆徒」
......
二葉亭四迷 「浮雲」
...それも一緒に……ドサン!誰人か手なりと引きて呉れゝばよきものを...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...誰人とし而此島地を杞憂するものに未だ邂逅せず...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...誰人(たれびと)でも...
吉川英治 「親鸞」
...蒲原由比は東海道線を通るひとの誰人もがよく知つてゐる處であらうし...
若山牧水 「樹木とその葉」
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