...そのことは四人のうちの誰もが知らなかった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...今となると誰もが既に戰爭勃發の當初に於て反戰論者だつたと主張する...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...誰もが興奮してゐる...
種田山頭火 「旅日記」
...これこそ誰もが渇望していたものだ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...誰もが天下無敵の勇者であるように思い...
中里介山 「大菩薩峠」
...一行のうちの誰もが...
中里介山 「大菩薩峠」
...時間がないということではないことを誰もがよく心得ているようにみえた...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...その千種万態の様子は説明が困難な位であることは誰もが毎日目撃する通りである...
中谷宇吉郎 「雪」
...きっと私たちの誰もが冷たくなんかないし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ポワレを除いた誰もが目配せで医学部学生の提案に同意した...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...とは誰もがいふであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...他の成人(おとな)の誰もがそんなに熱心に自分の写真帖などを見て呉れる者もなかつたので...
牧野信一 「淡雪」
...素晴しい合戦の間を誰もが厭がつて手にしなかつたひよつとこ面をかむつた小坊主が...
牧野信一 「蔭ひなた」
...最早、医師の誰もが、ラ氏のこんな行為を制止しようとは試みなかった...
松永延造 「ラ氏の笛」
...そうしてそれは誰もが共通に必要とする普通なものなのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...誰もが詩とはこれだと答えられるような定義というものがあるのではないからなのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...誰もが、偉そうに構えながら、性のことにふれると、みな口しぶる...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...だから叔父光安始め、誰もが、年はまだ若いが、すでに老成の風を備えている新知識の秀才として、尊敬を払っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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