...ひとつ色盲者には読めるが健康者には読めないような表を作ってみようかといって...
石原忍 「色盲検査表の話」
...ロシア語の読めない私でもこれは何かの誤りでないかと思われるような氏の訳に出会った経験もある...
戸坂潤 「読書法」
...その中には到底文字の読めない刷り損じが幾枚も出来て...
中里介山 「生前身後の事」
...今まで読めないで通って来たし...
中里介山 「大菩薩峠」
...なるほど読めない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...読めない所はそのままにして置いて...
夏目漱石 「道草」
...羅甸語(ラテンご)も読めない癖に」「ハハハハ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...オタマジャクシを読めないから...
野村胡堂 「死の舞踏」
...「ケッコンスルナラフレンチカナダ」としか読めない...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...英書は何でも読めるが日本の手紙が読めないと云うような少年が出来て来た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...と「俺も読めない」...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...字の読めない正直な金持の百姓であった...
宮本百合子 「秋の反射」
...八には読めないが...
森鴎外 「金貨」
...「あたし字が読めないから...
山本周五郎 「風流太平記」
...まあ内容(なか)を御覧なすって……私どもにはトテも読めない...
夢野久作 「白くれない」
...読めないわえ」「小さく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう眼をよせてよく見なければ読めないほど黒くなって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ポルトガル語もスペイン語も読めない著者にとっては...
和辻哲郎 「鎖国」
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