...その結果は見られる通りの甚だ拙劣で読みづらいものになってしまったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...外国擬(まが)いの長々しい読みづらい字がそこに書いてあった...
犬田卯 「競馬」
...明治二十何年からの日記が、ことごとくあるが、読みづらいので、そのままにしてある...
直木三十五 「死までを語る」
...先生はフロインドリッヒの膠質学の上下二巻千五百頁もある読みづらい本をこくめいに読んでおられた...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...其所(そこ)に聊(いささ)か人を魅する牽引力(けんいんりょく)を失う恐が潜(ひそ)んでいるという意味でも読みづらい...
「『土』に就て」
...余の所謂(いわゆる)読みづらいという本意は...
「『土』に就て」
...或者は何故(なぜ)長塚君はこんな読みづらいものを書いたのだと疑がうかも知れない...
「『土』に就て」
...いや実に読みづらい...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...またその学識が深くてあんなに見ごとにあの読みづらい困難な作品を翻訳しおおせたからでもない(まったく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...呑み節を叮嚀に直した墨の痕跡と胡粉(ごふん)の痕跡が処々残っている極めて読みづらい本であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...さぞかしお読みづらい...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...読みづらい所でもあるのだろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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