...画(えが)ける幻と誤るであろう...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...路上に縄を蛇と誤るも...
井上円了 「おばけの正体」
...莫迦(ばか)に大きく見誤るのだ...
海野十三 「地球盗難」
...それがとりも直さずブルジョア哲学とプロレタリア哲学(マルクス主義哲学)であることを見誤るまい...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...吾等にして誤るなくんば...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...吉原の公娼新橋の芸妓をさし置きて浅草の白首(しろくび)を退治するが如きは蓋し本末を誤るの甚だしきものというべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...一時の小さな情にひっかかっていると大事を誤ることがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...植物と人間とを見誤るほどに...
中里介山 「大菩薩峠」
...既に立論の根本を誤るときは其論及する所に価なきも亦知る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...世に功業を企てて誤る者を傍観すれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一夫も報国の大義を誤るなきは...
福沢諭吉 「学校の説」
...或は一時一部の人民が方向に迷ふて針路を誤ることあるも...
福沢諭吉 「帝室論」
...何か誤ることだと考へてみるがいい...
北條民雄 「精神のへど」
...馴れたものには見誤ることもなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...※※の壬(じん)を王に誤るが多し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...罪を犯した人間を見誤るようなことは殆んどなかった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...下手(へた)に初太刀を誤ると始末がつかないことになるのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...心して誤るなよ」と...
吉川英治 「三国志」
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