...確かにこの点を誤る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これが一つ誤ると極端な社会主義となって大なる不幸に陥る...
大隈重信 「始業式訓示」
...自然に誤るものもあり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...そしてかかる任務は『プロレゴーメナ』によって見誤る余地もなく繰り返えして主張された(一七八三年)...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...それがとりも直さずブルジョア哲学とプロレタリア哲学(マルクス主義哲学)であることを見誤るまい...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...無識にして組織的成見を有せず是れ其動もすれば正径を誤るの盲動ある所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それを知らなければ研究の方法を誤るといふことを考へたのであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...国家の大事を誤ると慨いている――それが気の毒で...
中里介山 「大菩薩峠」
...正邪の判断を誤ることは少しも差し支えないので...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...方向を誤ることもまたこれより起こる...
新渡戸稲造 「自警録」
...既に立論の根本を誤るときは其論及する所に価なきも亦知る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...寸分も境界を誤るべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...不審あらば懇(ねんごろ)に其意味を解き聞かせて誤ること勿(なか)らしめよ...
福沢諭吉 「新女大学」
...いたずらに虚飾の流行に誘われて世を誤るべきのみ...
福沢諭吉 「文明教育論」
...何か誤ることだと考へてみるがいい...
北條民雄 「精神のへど」
...十干(かん)十二支(し)の年繰(としぐ)りを誤るということは有り得ないからである...
柳田国男 「海上の道」
...国体を誤る国賊ではないか……というたような気持であったと思うが...
夢野久作 「近世快人伝」
...自分の誤謬が人を誤ることもなかろうと思われる...
和辻哲郎 「孔子」
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