...被告と対決さしてその人相に見誤りはないかなぞと念押しがあり...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...八 誤りがあつて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それが仮空的であるからと云って誤りであるというのではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...皇帝は李敏和を以て人材の選択を誤り国体を損失したりとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち申韓と律令との區別をしない誤りを説き...
内藤湖南 「支那目録學」
...この罪や誤りをみることで...
中井正一 「美学入門」
...誤りがあらば申し附けて訂正させるように」そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささかの誤りがあっても...
新渡戸稲造 「自警録」
...それ故に我々は、星占學の記入された簿記を調べて、君の生涯の第一頁から、奧付の終頁までを、確實に誤りなく、讀むことができるのであると...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...それは誤りで八幡鳩(珠数(じゅず)カケ鳩)が「トシヨリコイ」と鳴くのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...その手帳によって彼の想像が誤りでなかったことをはっきりと知った...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...希(ねが)うらくはそれを誤り伝えないことをと思う...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...無益に勝れた技巧を持つ作家だと誤り呼ばれる事が多い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...君は又「存分に誤りを指摘し鞭打ってほしい」と言う...
三好十郎 「俳優への手紙」
...再三再四聞き返した結果だから観察者の言うところを誤り伝えてはいないと思われる...
武者金吉 「地震なまず」
...クラと原一つであると見て大抵(たいてい)誤りはあるまい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...けれどもそれは聞き誤りで...
山本周五郎 「新潮記」
...今日こそ久慈に誤りを徹底的に感じさせ...
横光利一 「旅愁」
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