...結局私は彼等の主張を誤りなく傳へる程に無政府主義の内容を研究した學者でもないのである...
石川啄木 「所謂今度の事」
...八 誤りがあつて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...いくつかの輪を手繰っている間にはずいぶん多くの誤りが混ずるを避けられぬ...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...119P.102「自動詞多きことに注意せよ」とあるは「自動詞に sein で完了時稱を作るもの多きことに注意せよ」――の誤り...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...いずくにか汝(なんじ)の誤りなり汝の罪なりとささやく声あるように思われて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...向うの誤りだと推察出来ない筈もなかった...
豊島与志雄 「反抗」
...是等は全く誤りであつて...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...持て来た手紙は饅頭屋の長次郎さんが長崎で切腹した事を知らせて来たのです(千里駒には龍馬が長崎に於て近藤を呼び出し切腹を命じたりとあれど誤り也)...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...これにはすこし誤りがあります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それはもとより誤りであって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それを現実的な女の聰明さというように見る女自身の誤りの上に...
宮本百合子 「新しい船出」
...第一の誤りは、彼の意見によれば、一人の人において、その少年時代から老年時代にいたるまでずっと変らずにつづいたことはなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これまた大きな誤りである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この誤りを避けるためには工藝の美の標的が明確でなければならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼女はなんの罪もないのに造った者の誤り...
山本周五郎 「青べか物語」
...そのどこに誤りがあるんだ...
横光利一 「旅愁」
...誤りはないぞ」彦太は...
吉川英治 「脚」
...ただ護国寺の境内とだけお報(し)らせしたのは誤りでした...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??