...初めはわれこは屆先を誤りたる書ならずやと疑ひぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...しかしながらこの誤りに陥るのはひとり地方人士のみではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それも誤りらしい...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...彼は何物かを見逃し又は気付かぬ誤りを犯しはせぬかを人々は疑うに違いない...
戸坂潤 「科学方法論」
...どちらも誤りかもしれぬと考えられるようになったり……...
永井隆 「この子を残して」
...そう思うのは大(だい)なる誤りで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(次の例は最後に述べた論理的な誤りによるものであった...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...師表とした誤りである...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...あまり重要ではない他の二つの誤りを認めよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...婦女の身として一時の感情に一身を誤り給うなと...
福田英子 「妾の半生涯」
...誤りや愚かさに陥っていたことなど...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...それは見誤りでイチハツは絶対に我国に野生はない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...従来これに菜豆の漢名が用いられているが、それは誤りで、この菜豆は何か別の豆の名であると断言する理由を私は掴んでいる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...右の※の字はの字の誤り...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...私の記憶にして誤りなくんば大正癸亥大震の前年あたり...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...限界を正確に確かめ得ない部分的な改良から無限の進歩を推論する議論の誤りを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その感覚はいろいろな場合に不確実で誤りに陥りやすいのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つまり係累をもたぬという意味で妻帯なさらないのではないかと思うのですが」十三「いまの言葉がそんな風に聞えたとしたらわたしの誤りだ」庄三郎は苦笑しながら...
山本周五郎 「菊屋敷」
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