...折れた骨を誤った場所につけるのは外科医にとって不名誉であるとしていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...それにしてもこの配合法を誤った句作法であるとする論者に向かっては...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...他の者も皆国を誤ったもので...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...彼が時間上の発展段階と思い誤った処に横たわるということに帰着する...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...誤った認識を結果せずにはいないのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...警固の人数の計算を誤った...
直木三十五 「南国太平記」
...自分を誤ったのがあの女の罪か...
中里介山 「大菩薩峠」
...他のより表面的なる誤った俗見について啓蒙(けいもう)しよう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...誤った恥辱心から時々起る嬰児殺しが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その様な事は誤った事だと...
宮本百合子 「大いなるもの」
...その人々に日常性に浸ることと無条件肯定の誤りを誤ったところで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々はたびたびそこに誤った事柄を受け入れるということ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誤った方針のために...
柳宗悦 「雲石紀行」
...「おれも誤ったし...
山本周五郎 「ひとごろし」
...何度も足がかりを誤ったり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...向うも相手を誤ったと思ったらしく...
横光利一 「夜の靴」
...彼がかくの如く計を誤ったことはめずらしい...
吉川英治 「三国志」
...誤った信仰を唾棄(だき)するのだ...
吉川英治 「源頼朝」
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