...国漢文の課題文章の習練にはかなり苦(くるし)まされて文学即文章の誤った考を吹込まれていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...多分助手がボロンの分量(ぶんりょう)を誤ったのに違いない」「ああそうか...
海野十三 「諜報中継局」
...これに反して誤った傾向に生徒を導くような事があっては生徒の科学的の研究心は蕾(つぼみ)のままで無惨にもぎ取られるような事になりはしないかと恐れるのである...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...それ程誤った真理はない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...やはり肉的恋愛に対する誤った解釈の結果として...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...誤った目標、あるいは無目標のもとに、巨額の金を注ぎ込むと、どういう結果になるかという実験を、世界最大の規模で実演してみせたわけである...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...という誤った想定によって本論考を導くことは考え得ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それが誤った意見なのを悲しんだ...
松永延造 「職工と微笑」
...彼らの勤労心を弱めまたは誤った方向に向け...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これは無数の場合において極めて誤った推理法であることが見られるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『エンサイクロペジア・ブリタンニカ』十一版二十四巻にかかる大海蛇譚の原因は海豚(いるか)や海鳥や鮫や海狗や海藻が長く続いて順次起伏して浮き游(およ)ぐを見誤ったか...
南方熊楠 「十二支考」
...経営的必要の中に含まれている誤った事大主義や大衆追随主義などが...
三好十郎 「俳優への手紙」
...品行方正な人も誤った思想をいだくことがあるし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この誤った考え方が手法の浪費を伴い...
柳宗悦 「北九州の窯」
...不思議を説明しようとするのは誤った方法である...
柳田国男 「山の人生」
...誤ったにもせよなんらかの実験...
柳田国男 「山の人生」
...玄一郎は聞き誤ったと思った...
山本周五郎 「いさましい話」
...ああ誤った」馬超は...
吉川英治 「三国志」
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