...だがそれがかえって僕を誤った方向へ追いやった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...誠に誤ったる話である...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...かくのごとく本能なるものはしばしば誤った方向に向うても盲目的に働き...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...何時の比(ころ)からか誤ったものと見える...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...支那人のこの誤った日本観を助成するようなものであり...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...誤った無理な似て非なる類推は断じて許されないとしても...
寺田寅彦 「科学と文学」
...デボーリン主義的方法論主義へまで道を誤った「批判」という課題自身の意義を没し去ってはならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...やはり肉的恋愛に対する誤った解釈の結果として...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...日本では非常に誤った意味に解されている傾きがある...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...あたかも誤ったコースに従って走る選手である...
三木清 「語られざる哲学」
...バルザックの一寸した研究(リアリズムの解釈の誤った解説に盛につかわれていたから)小説「乳房」その他...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...よしそれが誤った考え方にもとづく意見であっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この誤った考え方が手法の浪費を伴い...
柳宗悦 「北九州の窯」
...したがって誤った工藝にもしばしば高い歴史的位置を与えるという矛盾を犯している...
柳宗悦 「工藝の道」
...「おれも誤ったし...
山本周五郎 「ひとごろし」
...いよいよこれは敵を誤ったと悟り始めた...
横光利一 「旅愁」
...「国家の大事を誤ったものは自分だ...
吉川英治 「三国志」
...我々は靄がいくつかの峰を巡っているのをはっきり見ていた――哀れなレイクが初めこれを噴煙だと見誤った際も同じだったに違いない――そして我々がたった今逃れてきた場所にあった類縁の靄のことを身震いしながら考えた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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