...誤ったために、その失敗を工夫して生かし思わぬ佳作が出来上ることがある...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...「はじめ僕はまったく誤った推定を下していた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...それが明治維新の誤った排仏毀釈と...
戸坂潤 「読書法」
...ことにその困窮な身分についての誤った恥じらいから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誤った性急さがなお多かろう...
豊島与志雄 「中支生活者」
...一生の方針を誤ったと感じた...
永井荷風 「すみだ川」
...但し故意に事実を誤ったり誣(し)いたりすることは決してない...
中里介山 「生前身後の事」
...それ等の結果を自然の電子説に合致せしめることが出来ようとの誤った想定の下にとりあげる...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...一朝(いっちょう)国のためと思い誤ったが身の不幸...
福田英子 「妾の半生涯」
...あたかも誤ったコースに従って走る選手である...
三木清 「語られざる哲学」
...踏み誤った一歩を還すでしょう...
宮本百合子 「偶感一語」
...誤った考えを抱いているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...品行方正な人も誤った思想をいだくことがあるし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この誤った考え方が手法の浪費を伴い...
柳宗悦 「北九州の窯」
...だが誤った制度のために...
柳宗悦 「工藝の道」
...誤った機械主義と結合します...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...最初の設計を誤ったため結局大失敗...
山本笑月 「明治世相百話」
...私はまた事を誤ったのだろうか...
和辻哲郎 「転向」
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