...多分助手がボロンの分量(ぶんりょう)を誤ったのに違いない」「ああそうか...
海野十三 「諜報中継局」
...ある哲学者がある時代にある誤った思想を発表する時...
大隈重信 「文明史の教訓」
...また誤った考えでもあったであろう...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...これほど誤った考えがあるであろうか...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...人々は多くの誤った困難を見出すであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...ただ選択を誤ったという事実のみが残された...
豊島与志雄 「理想の女」
...これ故に)の(誤った)原則を無批判に応用して...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...一朝(いっちょう)国のためと思い誤ったが身の不幸...
福田英子 「妾の半生涯」
...むかし叔父があなたの人格を見誤ったと信じていますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...おそらく私をバレリイ嬢と見誤ったと思います」手短にアイダがアーノットに今晩のことを述べて締めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...和算の問題には答術の誤ったものが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...バルザックの一寸した研究(リアリズムの解釈の誤った解説に盛につかわれていたから)小説「乳房」その他...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一切の誤った文化の迷蒙から剥脱した真人...
百田宗治 「君達に送る――新しい民衆の精神」
...すぐその跡で、道化方が作者にブラアヴであれと云っているので、誤ったのである...
森鴎外 「不苦心談」
...何故ならしばしば誤った醜い作をも讃(たた)えるという自殺すべき矛盾に陥るからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...その分量を誤ったものと見なければならぬが...
夢野久作 「暗黒公使」
...何度も足がかりを誤ったり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...開戦の機を誤ったことである...
吉川英治 「新書太閤記」
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