...三七 不レ可レ誣者人情...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...〔譯〕誣(し)ふ可らざる者は人情なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...彼等のパアテルを誣(し)ひるものとして...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...しかもなお讒誣(ざんぶ)は絶えなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...万物(ばんぶつ)の天理誣(しふ)べからざる事かくのごとしといひければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...更に今又我を誣ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...余は甘んじてその誣うるに任せ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...誣服は吾肯(あえ)て受けんや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...直ちに之れを皇室費にも反対するの意を表示したりと誣ひ以て氏を大不敬罪に問はむとしたりしに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...滑稽の精神は徳川時代三百年を通じて一貫せる時代精神の一部たりしや遂(つい)に誣(し)ふべからざるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...但し故意に事実を誤ったり誣(し)いたりすることは決してない...
中里介山 「生前身後の事」
...道中筋の悪漢の代表でもあるかの如く讒誣(ざんぶ)する心得違いが無いではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...鴉は何を叫んで狼を誣(し)ゆる積りか分らぬ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...柔和を偽善と誣(し)うるならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...第五に三人の中で讒誣(ざんぶ)に逢ふものがあつたときは...
森鴎外 「栗山大膳」
...されば逍遙子まことにわれを以て人を誣(し)ふるものとし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...又遂(つひ)に余を讒誣(ざんぶ)するに至りぬ...
森鴎外 「舞姫」
...彼の才能を嫉(ねた)む人たちの讒誣(ざんぶ)であった...
山本周五郎 「初蕾」
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