...三七 不レ可レ誣者人情...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...武揚の誣ふ可らざるの情天聽(てんちやう)に達(たつ)し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...妄(みだり)に予を誣(し)ふるに...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...それを云ったように誣(し)いるのはいつもの川島の意地悪である...
芥川龍之介 「少年」
...さきには反対派の誣説のために大出...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...誣テ兇徒ト称シテ嶽ニ投ズルニ至ル...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...右の話(はなし)誣(し)ふべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...天子は王給諌が人を誣(し)いるのを怒った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...誣言を語らず、誣言に聽かず...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...また誣(し)いざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これ彼を誣(し)いたるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...道中筋の悪漢の代表でもあるかの如く讒誣(ざんぶ)する心得違いが無いではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうでなければ相当にわかっていながらわざと誣(し)うるものだ」ここで一行が意外にも...
中里介山 「山道」
...官界につきものの朋党比周(ほうとうひしゅう)の擠陥讒誣(せいかんざんぶ)による地位(あるいは生命)の不安定からも免れることができた...
中島敦 「李陵」
...未熟な青年輩(はい)が老成の大家に向って讒誣罵詈(ざんぶばり)の文字を並べたり...
村井弦斎 「食道楽」
...十九世紀に於ける特相といふも誣言(ふげん)にあらじ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...されば逍遙子まことにわれを以て人を誣(し)ふるものとし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...またついに余を讒誣(ざんぶ)するに至りぬ...
森鴎外 「舞姫」
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