...誠意をもってなだめているのであると...
海野十三 「海底大陸」
...諸君は誠心誠意をもって実際の被害民のこえを聞いてもらうようにされたい」かくて暗いランプの光り一つの下で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...向うがはたして誠意をもって話してくれているのか...
近松秋江 「狂乱」
...誠意をもって誤謬(ごびゅう)なく書残しておこうとしたことが画餅(がべい)になってしまったのを...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...とても口惜しいことに彼は既に誠意をもって契約書にサインしてしまっていたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これほど誠意をもって申しあげても...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...誠心誠意をもっても頑(がん)として動かし得ない権力がのしかかっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...共学が誠意をもって実行されなくてはならない...
宮本百合子 「女の手帖」
...不毛の土地であるという先入観をすてて誠意をもって当って見ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どんなに自分は誠意をもってお尽くしすることであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まれな御誠意をもって奥様がたをあの貴公子様がたが御大切にあそばす時のごりっぱさは世間に類のないものになりますでございましょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おほかたの世をそむきける君なれど厭(いと)ふによせて身こそつらけれ誠意をもって将来までも力になろうと言っていることなども尼君は伝えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まったくこれは誠心誠意をもっての他は...
横光利一 「馬車」
...自分からも満腔の誠意をもって...
吉川英治 「三国志」
...誠意をもって仕えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...誠心誠意をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...人も誠意をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...会ってそして自分の誠意をもって兄の心を打たなければならない...
吉川英治 「親鸞」
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