...僕はまだこの時の五十銭位誠意のあるティップをやつたことはない...   
芥川龍之介  「谷崎潤一郎氏」 
...そんなに誠意のあるウエルカムではなかったようだ...   
太宰治  「新郎」 
...これで僕の誠意のあるとこお分りになったでしょ」いうて...   
谷崎潤一郎  「卍(まんじ)」 
...僕の誠意のあることこれでも分りましたやろ」いうやなんて...   
谷崎潤一郎  「卍(まんじ)」 
...誠意のある狼狽て方ではなく...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...拙者ら生命を賭(と)して誠意のあるところを申しひらきましょう...   
本庄陸男  「石狩川」 
...崩御後の御仏事なども多くの御遺子たちの中で源氏は目だって誠意のある弔い方をした...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...誠意のある約束をした源氏は朝にならぬうちに帰った...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...さすがに聞いた以上は遺言を実行する誠意のある者として頼んで行くのであると思えてうれしゅうございまして...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...院のほかに誠意のあるお世話をお受けになる方をお持ちあそばさない宮様ですからね...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...それは誠意のある求婚者だとも認めておられないようでございます」弁は姫君の意志を伝えようとしただけである...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...誠意のある者とおわかりになってくだすったのですから...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...必ずしも私を誠意のある婿とは思ってくださらなかったでしょう...   
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」 
...誠意のある土民にめぐり会った」「おまえは気がつかなくとも」と岡安はひと息ついて云った...   
山本周五郎  「さぶ」 
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