...心の底から信じきっているらしい誠実さがこもってるので...
豊島与志雄 「死ね!」
...彼の痛ましい顔はなんともいえぬ誠実さを帯びていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その中にこもっていたなんとも言えぬ誠実さが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その誠実さは、目に見えるものであり、手に触れられるものであり、否定し得べからざるものであり、そのために彼が自ら受けた悲痛の情によっても明らかに知らるるものであって、真実か否かの穿鑿(せんさく)を不用ならしめ、彼が言ったすべてに権威を与えていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だれにも知られぬ孤独の中にのみ誠実さを見いだすのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...誠実さとの問題に関して...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...けれども誠実さは何といっても狭い道を行く...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...僕の最後の誠実さは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「あなたは誠実さというものがどんなものか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...といふよりも誠実さは自虐と自嘲とに変形せざるを得ないといふことや...
北條民雄 「道化芝居」
...ちっとも誠実さを欠いていない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...さまざまな所業の不誠実さからだったが...
牧野信一 「鬼涙村」
...恋愛の本質に素直でそこから自分の誠実さが感じ理解出来るだけのものを余りなく得て全生活を浄め豊かにするだけの...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...若さ誠実さの一つの形としてのそういうもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それの可能な人は前提として誠実さ勤勉の資質がいるとツワイクは云っているが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...マルクシスト達もキリスト信者達も赤岩さんの熱心さや誠実さに免じて...
三好十郎 「恐怖の季節」
...誠実さと頭のよさとでたいそう敬愛されていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...誰も逃げ廻るところを引き受けた誠実さを認めずに...
横光利一 「夜の靴」
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