例文・使い方一覧でみる「誠に」の意味


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...誠に此世が情なく心細くなるが...   誠に此世が情なく心細くなるがの読み方
石川啄木 「葬列」

...誠に狐梟(こきょう)のすみかというも余(あまり)あり...   誠に狐梟のすみかというも余ありの読み方
泉鏡花 「一景話題」

...誠にビルダデ独特の筆法である...   誠にビルダデ独特の筆法であるの読み方
内村鑑三 「ヨブ記講演」

...これは誠に悪い傾向であります...   これは誠に悪い傾向でありますの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...この不動様の三尊を彫り上げるということは彫刻の稽古としては誠に当を得たものであって...   この不動様の三尊を彫り上げるということは彫刻の稽古としては誠に当を得たものであっての読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...誠に申し兼ねますが...   誠に申し兼ねますがの読み方
田中貢太郎 「白い花赤い茎」

...これも誠に御誂え向きの話である...   これも誠に御誂え向きの話であるの読み方
中谷宇吉郎 「映画を作る話」

...誠に驚くべき蒐集である...   誠に驚くべき蒐集であるの読み方
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」

...またはそれらの交りなのかそこの処は記憶が誠にはっきりしていないが...   またはそれらの交りなのかそこの処は記憶が誠にはっきりしていないがの読み方
長谷川時雨 「流れた唾き」

...こういった我らの客にとって誠に悦ばしい評判が...   こういった我らの客にとって誠に悦ばしい評判がの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...誠に値(ね)がない...   誠に値がないの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...ちょっと聞くと誠に出任せな譫語(たわごと)のようだが実は支那に古来虎多く...   ちょっと聞くと誠に出任せな譫語のようだが実は支那に古来虎多くの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...この者ら誠に畜生で作法を弁えぬと言うと...   この者ら誠に畜生で作法を弁えぬと言うとの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...あのように相異なる行動があのように連綿として相接し、両者の境目継ぎ目にさえ何らの断絶(とぎれ)・何らの変化・も感じられないのは、誠に奇跡である...   あのように相異なる行動があのように連綿として相接し、両者の境目継ぎ目にさえ何らの断絶・何らの変化・も感じられないのは、誠に奇跡であるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...誠に何でもない小さな事のようだが...   誠に何でもない小さな事のようだがの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...誠に大きな意味を含む事になったのです...   誠に大きな意味を含む事になったのですの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...私一人で誠に行き届きまっせんで……ヘイ...   私一人で誠に行き届きまっせんで……ヘイの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...義貞と与党(よたう)一類を誅伐(ちゆうばつ)して天下平穏の来(きた)らん日を一日も早かれと汝(なんぢ)の忠誠に待つという意味のものだった...   義貞と与党一類を誅伐して天下平穏の来らん日を一日も早かれと汝の忠誠に待つという意味のものだったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「誠に」の読みかた

「誠に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「誠に」


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