...このカーテンは、すこしも時間を浪費しないで通りぬけ得るから、誠に便利である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...誠に興味があった(図174)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...誠に可哀相な者ですから...
泉鏡花 「活人形」
...此女醫の話に出てくる女らしい觀察と誠に娘らしい純情とを此作のなかに汲みとる事が出來るのである...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...誠に大必要に候処...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...誠に立派な心掛で...
薄田泣菫 「茶話」
...誠に森先生が性慾の事を題材とせられた「ヰタ...
永井荷風 「森先生の事」
...石橋(いしばし)をたたいて五十年無事に世を渡り得しものは誠に結構と申すの外なし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...誠に殺伐激越(さつばつげきえつ)...
中島敦 「弟子」
...夜は女の住居(すまい)の辺りを去らぬ誠によりて...
夏目漱石 「幻影の盾」
...それは誠に当然で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誠に融通のきかなかつた舊幕人たちが...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...録さんこれは誠に失礼なれど鼻紙なりとも買つて下され...
樋口一葉 「十三夜」
...在昔(むかし)は誠に如何(いかが)な家(うち)ばかり並んで居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これは誠に都合が良かった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...(五月二十四日)十三○古洲よりの手紙の端に御無沙汰をして居つて誠にすまんが...
正岡子規 「病牀六尺」
...飽くまで今日の勝利は我にありと彼等が言い張るに相違ない」「誠に是非もない儀...
吉川英治 「剣難女難」
...彼の赤誠に屈伏した...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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