...五)六 愛と憎と1俺は誠に久しい間...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...誠に具合が悪かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...西洋人に比し誠に生温い生活をして来た...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この頃そのために各種の努力が払われているらしく誠に慶賀の至りに堪えない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ここへ来ると福沢先生は誠に偉い...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...今日は誠に生憎の天氣だと春三郎は最前からこの天候をも腹立たしく思つてゐたに...
高濱虚子 「續俳諧師」
...誠に恐れ入りますが...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...『藪柑子にとりつかれた』と笑ふが私は用事を早く片附けてこれをかく時間を得ようと何時も緊張して仕事をする事は誠にたのしみである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...之こそ誠に物理学の危機であるように見える...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...早くも出離(しゅつり)の心を起したのは誠にこれ法然道理の聖(ひじり)であると慈眼房叡空は随喜して...
中里介山 「法然行伝」
...我々仲間に入られれば誠に本望...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誠に目下(めした)に見下(みくだ)して居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ドウもあの時金を払うには誠に困(こまっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...誠に都合の良い事故だろ」ビンセント卿が歯をがちがちさせて言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...無電技師の働きは誠に重大且つ困難を極めたものだった事は想像に余りある...
牧逸馬 「運命のSOS」
...至って死にがたい誠に怪しいもの故種々の虚談も支那書に載せられたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...いずれも誠に少量なのでタッタ一口で片付いたものもある...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...敵地でのご辛抱をおねがい申しあげまする」彼の至誠に...
吉川英治 「三国志」
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