...一致の難(かたき)は外が来て汝と一致せざるに非ずして汝の誠実(せいじつ)ならざるにあり...
内村鑑三 「時事雑評二三」
...正直の誠は死にもせず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...誠や、戀に迷へる者は猶ほ底なき泥中に陷れるが如し...
高山樗牛 「瀧口入道」
...誠実にこの鴎外全集を編纂(へんさん)なされて居られるようですが...
太宰治 「女の決闘」
...貝塚(かいづか)即ち石器(せきき)時代人民の掃(は)き溜(だ)めより宗教上(しうけふじやう)の物を發見(はつけん)すとは如何にも誠しからず聞こゆべしと雖も...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...誠実とか真実とか(全く薄弱な範疇だが)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...現今多くのフランス人の誠意を滅ぼしてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一人の老婆が傲然と――誠に女王の如く傲然と踞坐して煙草を吸つてゐる...
中島敦 「環礁」
...誠に私(わたし)が悪かった...
野村胡堂 「古銭の謎」
...誠しやかに村の名前まで言い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...誠の心は天に通じることもあろう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...秋竹もし一点の誠意を以て俳句の編纂に従事せんか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その證明の誠意と熱情をもつてゐるかどうかにある...
三木清 「人生論ノート」
...いつかこの精力的で誠実な工場管理者を大衆の前で恥しめようとして失敗して以来...
宮本百合子 「「インガ」」
...三平 あぶれ?誠 ――なんにも買えなかったらしいんです...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...いったいどちらがいっそう誠実であるかを試してみようではないか」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誠に慚愧(ざんき)お気の毒に堪えない次第であるが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...鼻の頭までも熱誠と確信の光りを帯(おび)て来るので...
夢野久作 「鼻の表現」
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