...墺国の軽歩兵(忠誠の念篤いウンガルン兵等である)はフリードリヒ大王を非常に苦しめたのであり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...もとの樣にかの女に忠義立てをするほど誠實ではなくなつてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の誠意の容れられたことを深く感謝した...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...すなわち「誠実と研究」を売るためには...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ぬれたる石の朝日に映ずるいろ誠に花やかにして目さむる心地す...
太宰治 「津軽」
...以上が煩をしたので誠に遺憾に耐へません...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...四藩の御方一日も早く御登京御誠心の御申し談じ 朝廷御補佐に相成り候えば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼は誠実なり、恐るべきほど誠実なり、「至誠にして動かざるは、古(いにしえ)より未(いま)だこれ有らず」といい、「天下は大物なり、一朝の奮激の能(よ)く動かす所に非(あら)ず、それただ積誠これを動かし、然る後動くこと有るのみ」というが如き、その真気の惻々(そくそく)として人を動かすを知るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...片岡様でも誠に早お気の毒でございました...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そこが誠一とカヤノの住居である...
永井隆 「この子を残して」
...いわゆる「みごとな新世界」の忠誠な国民となっただろう...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...録さんこれは誠に失禮なれど鼻紙なりとも買つて下され...
樋口一葉 「十三夜」
...誠実そのもののような眼差しを加十の面に注ぎながら...
久生十蘭 「魔都」
...俺はいつも至誠で行く...
平出修 「瘢痕」
...就(つい)ては乃公(おれ)がお前に云付(いいつ)けてこの原書を訳させると、斯(こ)う云(い)うことに仕(し)よう、そのつもりで居(い)なさいと云(いっ)て、ソレカラ私は緒方の食客生(しょっかくせい)になって、医者の家(うち)だから食客生と云うのは調合所の者より外(ほか)にありはしませぬが、私は医者でなくて只(ただ)飜訳と云う名義で医家の食客生になって居るのだから、その意味は全く先生と奥方との恩恵好意のみ、実際に飜訳はしてもしなくても宜(よ)いのであるけれども、嘘から出た誠で、私はその原書を飜訳して仕舞(しま)いました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...旅は誠にういものつらいものであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...疑うにはあまりに誠実であり勤勉であった...
山本周五郎 「追いついた夢」
...「誠実さがないからさ...
横光利一 「旅愁」
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