...誠に驚嘆すべきである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...誠にお恥ずかしい極みである...
石原莞爾 「最終戦争論」
...誠に彼らは時代思想の子であったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...誠に申訳ありませんが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...少くとも三四十日は必要にて誠に早ければ大価値に候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...誠にお気の毒に堪へません...
薄田泣菫 「茶話」
...やはり張士誠の軍士の城内に侵入するのを避けて...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...なおルーテルが真誠の人たるが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...誠吾の外に姉がまだ一人あるが...
夏目漱石 「それから」
...これも熱誠なる青年に有りがちの発作的(ほっさてき)所為(しょい)で毫(ごう)も彼が智識の問屋(とんや)たるに煩(わずら)いを及ぼすほどの出来事ではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...されば誠に大難に逢ひたる身と思しめせ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...鐵拳(かなこぶし)に撲倒(はりたふ)す勇氣(ゆうき)はあれど誠(まこと)に父母(ちゝはゝ)いかなる日(ひ)に失(う)せて何時(いつ)を精進日(しやうじんび)とも心得(こゝろえ)なき身(み)の...
樋口一葉 「わかれ道」
...誠やこゝは天然の庭園にて松青く水清くいづこの工匠が削り成せる岩石は峨々として高く低く或は凹みて渦をなし或は逼りて滝をなす...
正岡子規 「かけはしの記」
...この一篇にみなぎる愛と誠とは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...誠 嘘じゃないよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...「それは誠に御尤も千万な御不審です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...御援助はいたすであろう」さも誠意らしい言葉の裏に...
吉川英治 「新書太閤記」
...誠の仏法興隆にてあらめ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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