...自分は從來に於ける自分の文章を貫く誠實が...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼の魂は「もっとも忠誠な...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...看護にも誠実家として屈指の一人であるのは云うまでもなかった...
鷹野つぎ 「窓」
...誠に道理である...
辰野隆 「書狼書豚」
...此段忠君赤誠の精神を表明せるもの也...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そこでもしこの世の中に「善い事」が一つそしてただ一つしかなかった場合には事がらは誠に簡単であるがたぶんそうでないとなるとめんどうになって来る...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...誠一を起こし、ろうそくに火をつけさせて、障子をあける...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...誠(まこと)に申(まをし)かねましたが私(わたし)はこれで御免(ごめん)を願(ねが)ひます...
樋口一葉 「十三夜」
...今の稼業に誠はなくとも百人の中の一人に眞からの涙をこぼして...
樋口一葉 「にごりえ」
...ドテラ婆さんに忠誠を示す...
火野葦平 「花と龍」
...市長閣下に対する感謝の涙潸然(さんぜん)として下(くだ)るを見るは誠にいじらしき限りなり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...冬の月が誠に能(よ)く照して何となく物凄い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...誠に板垣伯と土倉氏との恩恵なりかし...
福田英子 「妾の半生涯」
...雇用主のバレリイ嬢には忠誠を尽くさねば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...誠 ……すると叔父さんは...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...誠心誠意御結婚を望んでおいでになる方がおありになりますのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...孔明の遺嘱(いしょく)を裏切らなかった忠誠の士であったことに間違いない...
吉川英治 「三国志」
...彼らは極度の不誠実を現わす...
和辻哲郎 「転向」
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