...「話し方の語調が柔らかくなったね」...
...「上げ調子の語調で喋ると相手に嫌われるよ」...
...「語調を変えると印象が変わることがある」...
...「彼女は語調を上げて驚いたように話した」...
...「語調が合わないと会話が成立しない」...
...ひきしまった語調で呟(つぶや)いた...
海野十三 「蠅男」
...朗らかな語調できり出した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...ふいと語調をかえ...
太宰治 「惜別」
...」青年の無表情な質問に、助七は、むっとしたらしく、語調を変えた...
太宰治 「火の鳥」
...アリョーシャ」とイワンはしっかりした語調で言いだした...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...てきぱきした語調である...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...またしても自分の低能ぶりを嘲りきれない語調でせせら笑ってみましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「しかしそれでは――」と彼は又語調を柔らげて云つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...述懐するような語調で...
火野葦平 「花と龍」
...決意のほどを示す語調で...
火野葦平 「花と龍」
...この語調は彼が官庁の飯を食い出してから二十余年の間に習得されたものであった...
平林初之輔 「犠牲者」
...この男の語調には多分のアメリカ訛(なま)りがあったと証言している...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...何よりも特異なのは語調の抑揚が夥しく緩漫であるのに引きかへて...
牧野信一 「円卓子での話」
...言葉の語調がひそめているもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...火の出るような語調と完全にしんけん率直な態度)摘発する! 私は摘発する! 日本を...
三好十郎 「猿の図」
...いつかまたもう一方に対して僅かに語調を変えるくらいで言いうることでなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...態度と語調を換えた...
夢野久作 「暗黒公使」
...ほんの言葉のつぎ足しに過ぎないような語調で...
吉川英治 「新書太閤記」
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