...母音を大きく発音することで、話し手の語気や感情が表れることがある...
...終助詞は、文の語気や感情を表現するのに大切な役割を持ちます...
...語気を強めて言って...
海野十三 「火星兵団」
...」己は殆ど荘重な語気で云つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...」その言葉の語気に...
豊島与志雄 「同胞」
...すさまじい軽蔑の語気でいう...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の慷慨の語気で察すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことにそこへ一種の力を入れた先生の語気が不審であった...
夏目漱石 「こころ」
...彼女を遮(さえ)ぎろうとするお延の出鼻を抑(おさ)えつけるような熱した語気で...
夏目漱石 「明暗」
...彼女は熱を籠(こ)めた語気で...
夏目漱石 「明暗」
...その語気(ごき)の人もなげなるが口惜しくて...
福田英子 「妾の半生涯」
...「僕は真面目に貴女(あなた)に聴いて頂きたい事があるんですが……」ただならぬ男の語気に...
水上滝太郎 「九月一日」
...何が人情なもんか」池田が語気を荒くしたので...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...すこしばかり語気を強めた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...――喩(たと)えば、徳川内府の如き老獪(ろうかい)に、われらは天下を渡すわけには参らぬ! 秀頼公をさしおいて、のめのめと、内府の思うつぼへ天下を差し出して、何と、故太閤殿下へ、あの世で会わす面(かんばせ)があるか」「では――どう召さる心底な?」「時は、今だと思う」「今?」「直江山城が、北国東国に拠(よ)って、内府へ加担の軍を、遠く寄せつけているこの秋(とき)に、秀頼公の御教書を乞い、西に毛利、島津を起たせ」「待たれい」刑部は、三成の語気を、こう鎮(しず)めて、「お身は、山城と、逸早く、脈を引いておられたな...
吉川英治 「大谷刑部」
...語気にあらわして...
吉川英治 「新書太閤記」
...――そして激しい語気で...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...案に相違した師のきびしい語気に...
吉川英治 「親鸞」
...武蔵は、語気を揚げて、すぐいいつづけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...巌流の語気はたちまち冷(ひや)やかなる狭小人の陰口に似たものとなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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