...母音を大きく発音することで、話し手の語気や感情が表れることがある...
...終助詞は、文の語気や感情を表現するのに大切な役割を持ちます...
...何故そんなことを言うんだい? 縁起でもない」母親の語気の荒さに当惑しながら...
梅崎春生 「狂い凧」
...語気を強めて言って...
海野十三 「火星兵団」
...黙っていちゃ分らん」警部の語気が荒くなった...
海野十三 「地獄の使者」
...その点も安心してくれたまえ」深く決意をひそめている語気であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...老博士は格納庫の火焔(かえん)に、上半身を照らしながら、語気を強めて、「わしは、すでに、この人造島の心臓部を握った...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...然し昌作はその皮肉な語気からして...
豊島与志雄 「野ざらし」
...七兵衛をなだめるような語気で...
中里介山 「大菩薩峠」
...何だか嘲弄(ちょうろう)の語気を帯びている...
夏目漱石 「坑夫」
...わからないから気の毒でたまらないんです」奥さんの語気には非常に同情があった...
夏目漱石 「こころ」
...その語気(ごき)の人もなげなるが口惜しくて...
福田英子 「妾の半生涯」
...語気を昂(たか)めて...
吉川英治 「上杉謙信」
...ついに長嘆ともいえる語気を以て...
吉川英治 「黒田如水」
...お互いは若い」手繰(たぐ)り込むような語気と...
吉川英治 「私本太平記」
...語気に自分をこめて言った...
吉川英治 「私本太平記」
...大宋(たいそう)朝廷のご威厳にかかわる」沈痛な語気だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...案に相違した師のきびしい語気に...
吉川英治 「親鸞」
...多感な語気をもって語る...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かかる悲運に立ち至ろうとはです」小次郎は耳を紅くしているかと思われるような語気で演舌するのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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