...母音を大きく発音することで、話し手の語気や感情が表れることがある...
...終助詞は、文の語気や感情を表現するのに大切な役割を持ちます...
...芳輔はほとんど他人(たにん)とけんかするごとき語気(ごき)と態度(たいど)で反抗(はんこう)した...
伊藤左千夫 「老獣医」
...」と懸賞小説家は得意な微笑を口辺(くちもと)に湛へつ断乎たる語気で...
内田魯庵 「貧書生」
...」ドイツ人は殆ど怒に堪へないやうな語気で云つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...「じゃ延子さんは気楽でないの」自分だって気楽な癖にと云わんばかりの語気のうちには...
夏目漱石 「明暗」
...天下の法がすたる」笹野新三郎の語気は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...殆んどなじるような語気で...
堀辰雄 「菜穂子」
...私は自分に鞭うつような強い語気で云い続けた...
堀辰雄 「菜穂子」
...それから急に語気を落すようにしながら...
堀辰雄 「ほととぎす」
...耳にひびいて来る相手の語気によって...
本庄陸男 「石狩川」
...」隣人は嘲(あざ)けるような語気で云った...
水上滝太郎 「遺産」
...流暢な語気が殆どトリヰアルに近い所まで到つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わざと語気をあらくして...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして家臣の者へ苦々しい語気で...
吉川英治 「剣難女難」
...斬りこむような語気でいった...
吉川英治 「三国志」
...国と女――その比重へこたえるような語気であった...
吉川英治 「私本太平記」
...激越な語気のもとに日頃の大胆な考えを口にし出した...
吉川英治 「平の将門」
...語気でもわかるほどであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...かかる悲運に立ち至ろうとはです」小次郎は耳を紅くしているかと思われるような語気で演舌するのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??