...母音を大きく発音することで、話し手の語気や感情が表れることがある...
...終助詞は、文の語気や感情を表現するのに大切な役割を持ちます...
...「愛さん」と語気強く呼びかけた...
有島武郎 「或る女」
...語気を強めて吐き出すように言った...
近松秋江 「狂乱」
...寧(むし)ろ冷笑のような語気であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだけの覚悟がなければならん筈だ」この語気でも察せられるように...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...老人の口から出る語気の鋭さに...
北條民雄 「間木老人」
...私は自分に鞭うつような強い語気で云い続けた...
堀辰雄 「菜穂子」
...反駁(はんばく)する気持が語気に出て...
本庄陸男 「石狩川」
...ちょっとこっちへ来て下さい」そう云う軍医大佐の語気には明らかに多少の毒気が含まれていた...
夢野久作 「戦場」
...どことなく挑戦的な語気が走りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...正成は一こう相手を脅かす語気でもなく――「それは覚えておるよ...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐその語気から一転して...
吉川英治 「新書太閤記」
...急な語気でさけぶと...
吉川英治 「新書太閤記」
...見とどけて来い」語気を聞いて信茂はすこし駒をさげ...
吉川英治 「新書太閤記」
...もし異変を知って帰って来た物見なれば、必定(ひつじょう)、その血相は取次に移り、取次の語気は、またその凡(ただ)ならぬものをこれへ移して来たであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...時によると重大な意志表示にもふと語気の上へ大きな関(かかわ)りをもたないとは限らない...
吉川英治 「新書太閤記」
...船頭は船をうごかすだけだ! 頼まれたものを積むだけだ! そんなこたア知るもンか」と捨鉢(すてばち)の語気になった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「さ! 歩けッ」と、八弥は、昂奮した語気で、縄尻を絞った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...ついに語気を強めて...
蘭郁二郎 「自殺」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??