...母音を大きく発音することで、話し手の語気や感情が表れることがある...
...終助詞は、文の語気や感情を表現するのに大切な役割を持ちます...
...自分には文学的天分がないと謙下(へりくだ)りながらもとかくに大天才と自分自身が認める文豪をさえ茶かすような語気があった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...つよい語気でどなった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...しかし正造はそのことは胸底に沈めたまま語気をかえて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私が語気を強めて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...」と新吉の語気は少し急になって来た...
徳田秋声 「新世帯」
...語気を一層和(やわ)らげて...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても働かなくっちゃならないような語気である...
夏目漱石 「坑夫」
...さすがは生月君だ」冷笑に似た語気...
野村胡堂 「古城の真昼」
...天下の法がすたる」笹野新三郎の語気は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...斬りこむような語気でいった...
吉川英治 「三国志」
...語気をあらためて...
吉川英治 「三国志」
...陽平関へ」「承知いたしました」孔明はつづいて、「張翼、来れ」と、帷幕(いばく)へよびつけ、汝は一軍を引率して、剣閣(けんかく)(陝西(せんせい)・甘粛(かんしゅく)の省界)の道なき山に道を作れと命じ、悲調な語気で、「――われこれより回(かえ)らん」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...憑(つ)かれたような語気で誓った...
吉川英治 「私本太平記」
...その語気はほとんど平常と変りがなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼のくちびるはかつて吐いたことのない強い語気をもらした...
吉川英治 「新書太閤記」
...良正の煽動的な語気へ...
吉川英治 「平の将門」
...皮肉な語気でまず云った...
吉川英治 「源頼朝」
...その語気にまた、老婆は年がいもない怒りを駆りたてて、「お気に障(さわ)ったか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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