...誤解を招く発言によって語弊があることはよくある...
...彼女の発言から語弊が生まれて大きなトラブルになった...
...話をする時は語弊に気をつけることが大切だ...
...その記事には語弊があり、正確な情報と異なっていた...
...語弊が生じる可能性のある文言は、より的確な表現を考える必要がある...
...いや、さう云つては、まだ語弊がある...
芥川龍之介 「世之助の話」
...さしたる語弊はなかろう...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...叔父が盗まれたというと少し語弊があるが...
伊波普猷 「私の子供時分」
...「比較神話学」の文字は、聊か語弊あり、稍もすれば、既に廃れたる、旧時の或一派の学説を、聯想せしむの嫌なきに非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...道徳というと色々語弊があるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...匿名などと云うから名を匿して何かをたくらんでいるような気がして語弊があるので(尤も「匿名」というのは匿した名前...
戸坂潤 「思想としての文学」
...無論こういう言葉には沢山の語弊があるし...
戸坂潤 「思想としての文学」
...俗に人格とか学識とか呼ばれているものは実は教養と云えば語弊がないので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...例えばアランの『精神と情熱に関する八十一章』(小林秀雄訳)(情熱は情念と訳した方が語弊がないようだ)などは...
戸坂潤 「読書法」
...魂が身体(からだ)を抜けると云ってはすでに語弊がある...
夏目漱石 「思い出す事など」
...前に申す通り吾々(われわれ)の生命は――吾々と云うと自他を樹立する語弊はあるがしばらく便宜のために使用します――吾々の生命は意識の連続であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...人間というものはそういう風に二通りを代表している――というと語弊(ごへい)があるかも知れませんが――二通りになるでしょう...
夏目漱石 「模倣と独立」
...火事が好きだった――と云うと語弊があるが――事を書いて筆を擱(お)く事にしよう...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...葬ったと言うと語弊があるが...
野村胡堂 「死の予告」
...一体の人生観という奴が私にゃ然う思えるんだよ……思えると云うと語弊があるが...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...馬鹿にするというては語弊があるが先づ輕く見る...
吉川英治 「折々の記」
...お好きといっては語弊(ごへい)もあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...消極的といふと大いに語弊があるので...
若山牧水 「一家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??