...「語勢」が大切であると言われるが、実際にそう感じることは少ない...
...彼女の話し方は、語勢が非常に上手で、聞きやすかった...
...英語の文章を頭から読むときは、語勢を意識すると理解しやすい...
...演説は、語勢や抑揚を使い分けることで、聴衆の関心を引きつけることができる...
...「語勢」を間違えると、言いたいことが伝わらなくなることがある...
...」斯う義雄の今の語勢が云はせたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...語勢は一層おちた...
海野十三 「地獄の使者」
...へんに語勢が強く...
太宰治 「惜別」
...語勢を強くして質問した...
太宰治 「走れメロス」
...強い語勢の熱心さで...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...半ばは語勢で判じてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...病気じゃないかと聞くのさ」「病気なもんですか」清水(きよみず)の舞台から飛び降りたような語勢は鼻の先でふふんと留った...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分の語勢を注意していた安さんが急に噴(ふ)き出した...
夏目漱石 「坑夫」
...今度はもつと判然(はつきり)した語勢で...
夏目漱石 「それから」
...けれども語勢その他から推して...
夏目漱石 「明暗」
...彼の語勢を飛躍させた...
夏目漱石 「明暗」
...自然と私の口からそれが語勢を帶びて出て來たらしい...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...やがて迸るような劇烈な語勢で...
久生十蘭 「魔都」
...」と兄貴のやうな語勢で言つてみた...
北條民雄 「青い焔」
...予が見たところ兎を海へ追い込んだり急流に投げ込んだりすると直ぐに死んだので右の句はただ文飾語勢を主とした虚構と思っていたが...
南方熊楠 「十二支考」
...「極上というものではあるまいね」「何処です?」「伊太利(イタリー)――」「――一体真物なんですか?」みや子の詰問するような語勢に...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...文を作るの時、其文体、語勢、平生読む所の書に似ること多きは人の皆知る所也...
山路愛山 「詩人論」
...語勢(ごせい)ははなはだしく乱れている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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