...「語勢」が大切であると言われるが、実際にそう感じることは少ない...
...彼女の話し方は、語勢が非常に上手で、聞きやすかった...
...英語の文章を頭から読むときは、語勢を意識すると理解しやすい...
...演説は、語勢や抑揚を使い分けることで、聴衆の関心を引きつけることができる...
...「語勢」を間違えると、言いたいことが伝わらなくなることがある...
...」と噛着(かみつ)かむずる語勢なりき...
泉鏡花 「海城発電」
...「牛をたたくという法(ほう)はない」こう語勢(ごせい)強くいったきり...
伊藤左千夫 「箸」
...五章と比較するときその語勢...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...イは語勢の助詞...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...因果でのうて何でござります」語勢に力を付けたはずみに痰(たん)がつかえたのでもあろうか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それを知らないままでここに住めると思っているのですか?」ベアトリスの語勢に皆が驚いた...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...呪いの話しはわしに話されるべきじゃった」「あなたは十三世紀に起ったある事に依って吾々がほんとに殺されるとこう言われるのですか?」師父ブラウンは彼の頭を振ってしずかな語勢で答えた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...語勢といふものに無頓着過ぎるからだと私は思ふ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...病気じゃないかと聞くのさ」「病気なもんですか」清水(きよみず)の舞台から飛び降りたような語勢は鼻の先でふふんと留った...
夏目漱石 「虞美人草」
...「何故(なぜ)起(おこ)さなかつたんだ」「余(あん)まり能(よ)く御休(おやすみ)でしたからな」「だつて御客(おきやく)なら仕方(しかた)がないぢやないか」代助の語勢は少し強くなつた...
夏目漱石 「それから」
...少し語勢を変えて「いいさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主として語勢の強弱...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...やがて迸るような劇烈な語勢で...
久生十蘭 「魔都」
...句讀點(くとうてん)や語勢...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...」と兄貴のやうな語勢で言つてみた...
北條民雄 「青い焔」
...なにしに此処へ来たと思いやす?(少し逆ねじの語勢)青年 (やや閉口して)……先刻話していられた...
三好十郎 「おりき」
...文を作るの時、其文体、語勢、平生読む所の書に似ること多きは人の皆知る所也...
山路愛山 「詩人論」
...やがて心持ち語勢を強めて云った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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