...お前達二人がこれほどの語らいとは知らずに...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...山の声は甲高い馬子や一行の話声と小鳥のやさしい語らいと...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...翠帳紅閨(すいちょうこうけい)に枕を並べて比翼連理(ひよくれんり)の語らいに夜の短かさを嘆ずることとはなった...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...楽しい語らいの種も尽きず...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...短い語らいの時間を作ることもあった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...だが陽気な語らいが広まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...笑いつつ語らいつつ安らかに作る...
柳宗悦 「工藝の道」
...人々は語らいつつ笑いつつ作るのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...彼は語らいまた笑いつつその仕事を運ぶ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...笑いつつ語らいつつ安らかに作る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...楽しく語らい乍ら行く...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...アタリ憚からずに夫婦の語らいをするのですから...
夢野久作 「近世快人伝」
...楽しげに語らい合っていたが...
吉川英治 「黒田如水」
...蜀の玄徳と語らい...
吉川英治 「三国志」
...海を越えての暗黙なお語らいが疾(と)くより交わされていたはずです...
吉川英治 「私本太平記」
...目顔で語らい合いながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...漆間蔵六とて、語らいあえば四、五十名の士(つわもの)は連れて来られよう...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ときには骨肉のごとく語らい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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