...短い語らいの時間を作ることもあった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ただちにその中山という人の宿を訪れて草々語らい...
太宰治 「盲人独笑」
...女との語らいは深まる一方だったので...
堀辰雄 「曠野」
...あの方は私といつになくお心をこめてお語らいになられ出した...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...語らいとてもなかった...
室生犀星 「姫たちばな」
...お絹が三次と語らいを止めて茶を汲みに家の中に入る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...アタリ憚からずに夫婦の語らいをするのですから...
夢野久作 「近世快人伝」
...喜々として語らい...
吉川英治 「大岡越前」
...彼は、統がそう云い出したのを幸いに、「いちど呉へかえって、同志を語らい、ひそかに計をほどこして給わらぬか...
吉川英治 「三国志」
...蜀の玄徳と語らい...
吉川英治 「三国志」
...心憎い用意ではある」と語らい合って...
吉川英治 「三国志」
...父子らしい語らいは...
吉川英治 「私本太平記」
...「この辺でよい」主従は、小舟の中で、初めて人眼から解かれたここちで、語らい合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとつ領土に語らい合っていた人も...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは臣下との語らいというよりは茶友を迎えているすがただった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ときには骨肉のごとく語らい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...若い女同士の――お通とお吟(ぎん)とが――お互いの薄命でも語らい合っていたのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...二人のわずかな間の語らいを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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