...楽しい語らいの種も尽きず...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...何も閨房(けいぼう)の語らいばかりが夫婦を成り立たせているのではない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そないにせんかて何で今更夫婦の語らいしますやろ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼らは寄り寄り秘密に相語らい...
徳田秋声 「縮図」
...父に対しても事ごとに遠慮もなく語らい論ずるを...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...どうしてもう一度なりとあなた様のお目にかかってしみじみとお語らいしなかったのだろうと...
堀辰雄 「ほととぎす」
...だが陽気な語らいが広まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...七人かの島へ往かんという者を語らい七艘に乗船し...
南方熊楠 「十二支考」
...あろう事か妖巫といわゆるお姿夫婦(『傾城難波土産』四の二)の語らいから帝室の威厳を損ずる大騒ぎを起したは何たる事ぞ...
南方熊楠 「十二支考」
...しかるに可立は一向夫婦の語らいをせずに歳を過す様子...
南方熊楠 「十二支考」
...妻の龍代と語らい誓った事もありました...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...楽しげに語らい合っていたが...
吉川英治 「黒田如水」
...何か語らいながら立ち去ってしまった...
吉川英治 「三国志」
...もはやこれまでの人々をお語らいになりましたか」「世はまだ滅びません...
吉川英治 「三国志」
...たとえ父君以下、門徒ことごとくこの地をお去りあろうとも」と、号して、さらに防塁を築き、同心を語らい、廻文を飛ばしなどして、「信長と最後の一戦せん」と、激気いやが上にも、昂(たか)いものがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは臣下との語らいというよりは茶友を迎えているすがただった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひそかに語らい合い...
吉川英治 「新書太閤記」
...秘かに語らい合うて来た仲間の殿輩(とのばら)はどうなるか」「政子も考えておりまする」「どう? ……どう考えてか」「落着いてください」「ばか...
吉川英治 「源頼朝」
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