...降誕祭(かうたんさい)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...まだ始めての誕生日もこない娘は...
海野十三 「爆薬の花籠」
...この世の者とも思われぬ女王さまはすでに六十回めの誕生日を経た身でありながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...興教大師御誕生地御誕生院...
種田山頭火 「行乞記」
...聖降誕祭を祝福し給え! と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...女主は誕生を迎えて間もない乳呑(ちの)み児(ご)を抱いていた...
徳田秋声 「縮図」
...その荒誕(こうたん)を冷笑(せせらわら)う理智の力が...
夏目漱石 「明暗」
...たゞ生誕の地といふだけで...
南部修太郎 「自分のこと」
...五十八回の誕生日を祝うことの出来ましたことは...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...「あの花束、なんなの?」愛一郎は沈んだ顔つきで、「あの席は、ぼくの誕生日に、いつも神月さんが掛けていた席なんです」サト子は急いで話題をかえた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...この日は長女の誕生日で...
久生十蘭 「春雪」
...パンテオンの屋根の上に大きな夕月が出ていた」「そうだったね」「それから降誕祭(ノエル)の前に雪が降った年……ユトリロの描くパリの雪景色のような中を...
久生十蘭 「だいこん」
...三月六日の母の誕生日に...
三浦環 「お蝶夫人」
...一代前の事は全く虚誕のごとく聞えるが...
南方熊楠 「十二支考」
...したがってわれわれはしばしば故人の妄誕の癖を邪推してみたり...
柳田国男 「雪国の春」
...それをいま急に若君御誕生とは腑におちない...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...キッスの送り方だの……誕生石の話だの……花言葉だの……だけど...
夢野久作 「支那米の袋」
...重大であった自分の誕生日が...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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