...グループでのプロジェクト開始時に、起請文を書く必要があったため、起請誓紙を使った...
...弁護士が起請文を提出する際に、起請誓紙が必要となる場合がある...
...起請文には、内容に関する誓約や訴訟に関する誓約が含まれるが、起請誓紙はその内容を書き込むための用紙である...
...急いでいるため、起請文を書くための起請誓紙が足りなくなってしまった...
...起請誓紙を書く際には、汚れや傷がつかないように丁寧に扱うようにしよう...
...又五日には、毛利右馬頭輝元から、秀次公、去春白井備後守を差下(さしくだし)、如此之案紙(かくのごときのあんし)を以(もって)、誓紙を沙汰し、入魂(じっこん)いたすべき旨仰せけるに因って、書き上げたる旨を、石田治部少輔を経て言上(ごんじょう)に及び、併(あわ)せてその案文なるものを證拠として差し出した...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...大名しゅうもみな/\かたく誓紙をかわされ御帰国におよばれましたが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...書けと仰(おつ)しやれば起証でも誓紙でもお好み次第さし上ませう...
樋口一葉 「にごりえ」
...という誓紙をたてた血気盛んな数千の命しらずを擁し...
久生十蘭 「魔都」
...両後見から三カ条の「誓紙」を取っただけ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「小野の館には、一ノ関に通謀する者がいるんだ」「内通者だって、ばかなことを云うな」「事実だ、事実いるんだ」と七十郎が云った、「奥山出雲か鷺坂靱負か、どちらかわからない、二人のうちどちらかが一ノ関と通謀している、それが給主(きゅうしゅ)(仙台から付けられた与力)の手を経て行われていることに間違いはない」「いつごろからだ」「わからない、ずっと以前からかもしれないが、おれが気づいたのは義兄(あに)の死んだあとだ」「証拠があるのか」「一つだけ云えば、両後見から取った三カ条の誓紙を、盗もうとした者があった」「一ノ関の欲しがっていた、あれをか」「兵部は義兄の病中から、あの誓紙を返せと云っていた、誓紙の三カ条は、事のあったとき兵部を取って押えることができる、それでしきりに返せと迫っていたのだが、おれはそれを小野の館へ持ち帰った」「盗もうとしたことは間違いないか」「しかも、それは奥山か鷺坂か、どちらかでなければ、近よることもできず、そこだという見当もつかない場所だ、内通者がいるという証拠はほかにもあるが、いまそれを教える必要はないだろう」十左は頷き、眼を拭いて盃を伏せながら、飲むとぐあいが悪いと云って、七十郎を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――その誓紙の下に血判署名したその折の義臣の名を後に見るならば...
吉川英治 「黒田如水」
...このことばを誓紙として...
吉川英治 「三国志」
...調印誓紙お取りかはしのため...
吉川英治 「新書太閤記」
...かねて預かっていた誓紙を取り出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...水陸より攻めのぼる)という誓紙も入っていたし...
吉川英治 「新書太閤記」
...ついては、いつも難渋(なんじゅう)なことのみ頼むが、高松城まで参って欲しい」「拝見いたしてもよろしいでしょうか」「御一見あれ」官兵衛は、その人に対するような礼儀をもって、誓紙の内を見た...
吉川英治 「新書太閤記」
...如何でしょう、宗治どの」「…………」宗治は、誓紙に一礼した...
吉川英治 「新書太閤記」
...直ちに誓紙を取りかわすであろうとの明言にござりました」間もなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...誓紙(せいし)か...
吉川英治 「新書太閤記」
...誓紙を手に納めていたのか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あんたが、誓うというのか」「誓紙をさしあげても」「おう、誓紙とあれば、受けようか...
吉川英治 「平の将門」
...誓紙がわりに持ち候らえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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