...佐佐木君を認めない批評家を嘲つたものであります...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...真実を認めない人間だつた...
芥川龍之介 「山鴫」
...まあ御転婆(おてんば)な点だけは幾分認めない事もないが――」「序(ついで)に全部認めちまうさ...
芥川龍之介 「路上」
...もとより南方の血を認めないわけにはいかないが...
有島武郎 「私の父と母」
...その彼等の心情は憫笑に価するけれども私は世間の人が気にする程戸別訪問の価値も認めないし...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年五月号)」
...その必要を認めないばかりでなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...そこには立場以外の概念が必要であることを人々は認めないわけには行かぬであろう(以上のことは深刻・浅薄...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...アカデミックに又恐らくギルド的に申し分のないこのブルジョア科学的労作を「学術的」なものと認めないとすると...
戸坂潤 「社会時評」
...正統の朝と認めないもの故かくいふ...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...自分をも創造したその神を認めない...
永井隆 「この子を残して」
...その男が必要と認めないではいられなかったと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はいつもの通り無言の裡(うち)に自分を牽(ひ)きつけようとする彼女の微笑を認めない訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...けれども事実を認めない訳には行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...誰しも認めないわけにはいかなかった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...なぜなら快楽説は元来あらゆる超越的なものを認めない内在論であるから...
三木清 「哲学入門」
...若しこのイデオロギーに對して人間學が有する重要な意味を認めないならば...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...認めないわけには行かない)や...
三好十郎 「恐怖の季節」
...つまり音も色も認めないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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