...自殺とは認められん」「須永という男は名前のように気が永いと見える...
海野十三 「流線間諜」
...四十九取引先に一本の手紙を認めて照ちやんに持たせて遣つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...是は又權力者が之を認めたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...認められることが必要であることに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...私は「四十にして不惑(まどわず)」という言葉の裏に四十は惑い易い年齢であるという隠れた意味を認めたい...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...流れ込む街燈の光に武男はその清人(しんじん)なるを認めつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...即ち「学生」と云うこの社会機構の承認されたる一環を以て自ら任じる限り...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...こういう認識論上のデリケートな要点は逆上している民族主義者の素質にとっては...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...高い価値を認められているように見える...
戸坂潤 「読書法」
...遠くからその楠を認めると...
豊島与志雄 「楠の話」
...やがては認めらるるの時が来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...存在を認められる以上は特色も認められた訳に相違ない...
夏目漱石 「写生文」
...誰(だれ)が見ても尤(もつとも)と認める様に...
夏目漱石 「それから」
...大好きなお友達を認めたというような表情が浮びました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...どんな認識の手段を取ったら好いだろうか...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...従って少くとも一つは真理があることを認めているのであって...
三木清 「哲学入門」
...因果的認識は眞の歴史的認識にとつて缺くべからざる條件であるとしても...
三木清 「歴史哲學」
...ひそかに一書を認め...
吉川英治 「三国志」
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