...客觀的に見て日本の文明が「別れの時」に臨んでゐることは萬人の等しく認むる處である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...とうとう彼らはたくさんな賠償金まで出してうわべだけでもユダヤ教理を承認するように無理に説得しようと試みた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...誰しも認めないわけにはゆかないのです...
石原純 「マイケル・ファラデイ」
...作歌の動機を認めるにしても...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...社会機構と認識主観との存在関係に虚偽の源泉を見ようとする処のものだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...これが疑いなく犯人によって本能的に認められておるのじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...親しい仲間の認めるところだったのである...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...承認したり注釈したりした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...他人までもそれを認めていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この与八の経済学を無視した働きぶりを認めずにはおられないものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして千代子の眼の中(うち)にどこか嬉しそうな色の微(かす)かながら漂ようのを認めて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...夢物語の戯作(げさく)くらいに自(みず)から認(したた)めて居たものが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「話を進める前に確認しておきますが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...先づこのものの因果的認識が必要である...
三木清 「歴史哲學」
...いつかはそれが承認され具現する可能に向って...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...そして正直に自分の不確実と無力と無知とを認識する時ほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不知の間に確認せられおりし事を今日に立証しおるものと見るを得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...前年も此地にゐて郭松齢事件に機敏な報道をして手腕を本社に認められたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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