...余が余自身の内部に確認するを得る一切の能力は余自身のものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...この贖い主をイエスにおいて認めて全光の中の珠玉である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...元来東洋では男子の権利を認めて婦人の権利をこれと同等に認めぬが...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...忠義孝貞と謂ふが如き抽象的道義を認めて...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...と書き認(したた)められた紙片が...
太宰治 「愛と美について」
...良い面ばかりを認めてくれているらしかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自然に関する弁証法という人間的認識乃至主観的態度としてしか認めない**...
戸坂潤 「科学論」
...初めより絶対的に政党内閣を非認する保守主義を有するものたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...必ずしも喜ぶ可き成功なりと認む可からざるに於てをや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...このことを御認めになりますでしょうか...
豊島与志雄 「夢の図」
...大國主命だから兵主神社だといふことは薄弱だといふことは前から研究した人が皆認めて居る所であります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...その捨札には次の如く認(したた)められてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...被告人に殺人の動機が認められぬといわれるのでしょう...
浜尾四郎 「死者の権利」
...認識の不十分に対する寛容であつて...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...自分もいつの間にか片側だけ雪で真白になっているのを認め...
堀辰雄 「菜穂子」
...あらゆる認識は古くて退屈です...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...成功し業蹟をたてた人の真の価値は寧(むしろ)世間にその価値が認められてから後...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...と認(したた)めてあった...
吉川英治 「剣の四君子」
便利!手書き漢字入力検索