...私の誇りかなる時は誇りかとなり...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...豐吉だけ誇りかに手を擧げた時は...
石川啄木 「二筋の血」
...ミスがイギリス人であるといふ誇りから...
鈴木三重吉 「青い顔かけの勇士」
...あな誇りかの物めきや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...玄関の衝立の孔雀はなほ誇りかに豪奢な尾をたれ...
中勘助 「銀の匙」
...誇りかに槍の形をした氷塊...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...この調練師(ならして)は誇りかに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...誇りかにあたりへ眼を配りながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この樹の花は四月五月の季間極めて美麗に咲き誇りかつその佳香が夜中でも薫じているので諸処の寺院ではそれを装飾花として仏前に供える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...こはラムプの下にて一夜に捏ねたる者なりと誇りかにいへば円テーブルはをかしとて人は笑ふ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...新婚の血衣を誇りかに持ち廻る等々...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...このように誇りかに活き活きとしている...
山本周五郎 「菊屋敷」
...誇りかな気分を味わうのであった...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...寧(むし)ろ誇りかに叙している点であった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...誇りかに閃めき透り初めた...
夢野久作 「二重心臓」
...優しい秋誇りかな春に比べて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...誇りかな種族の人懷かしげな娘達は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...後天的な大盗の誇りからも...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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