...私の誇りかなる時は誇りかとなり...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それは出来なかったのです」私は自分の慎みをいくらか誇りかにいうと女主人はそんなことは無用のことだというように...
近松秋江 「霜凍る宵」
......
富永太郎 「原始林の縁辺に於ける探険者」
...我々は東京で文明の新空気を吸っているという誇りから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この調練師(ならして)は誇りかに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...人道主義的誇りからも...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...さうよ!」と美女は誇りかに語を継いだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...誇りかにあたりへ眼を配りながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...こはラムプの下にて一夜に捏ねたる者なりと誇りかにいへば円テーブルはをかしとて人は笑ふ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...新婚の血衣を誇りかに持ち廻る等々...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...このように誇りかに活き活きとしている...
山本周五郎 「菊屋敷」
...誇りかな気分を味わうのであった...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...その最近の仕事に就(つ)いて誇りかに語れ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...婦人の観客(くわんかく)が上衣(うはき)を脱いで肉色(にくいろ)の勝つた胴衣(コルサアジユ)の美しいのを誇りかに見せるのは大阪風に似て居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...若さとを誇りかに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...誇りかな種族の人懷かしげな娘達は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...彼女らしい誇りか潔癖かであったとみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...彼自身を洗練された都会人としている誇りからくるものだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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