...それでも男爵はあいかわらず誇らしげにその小さな砦(とりで)にひきこもって...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...誇らしげにさしかざしながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...いよいよ誇らしげに胸を反(そ)らせて...
芥川龍之介 「邪宗門」
...誇らしげに言い言いしてはいたが...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...更に日附と自分のサインを誇らしげに書きいれた...
海野十三 「空襲警報」
...薄墨色の女は誇らしげに細い鎖を撮み上げていたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...下調べの顛末を誇らしげに報告した...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...誇らしげに胸を張って...
太宰治 「古典風」
...主膳を呼んで、さも誇らしげに、髷形をゆすって見せて、その賞讃を得ることを、子供らしく喜ぶことなどもあるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...誇らしげに立去るのであつた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...男はいくらか誇らしげにいいながらも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ジェナー支配人が大量の書類から誇らしげに顔を上げた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すごいお考えをお持ちで」くだんのアメリカ人がちょっと誇らしげに喋った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...徳さんは誇らしげに顎を撫でた...
山本周五郎 「季節のない街」
...さも誇らしげに幾たびも首を振るのであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...誇らしげに昔のように橇を曳いた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...誇らしげに客に侍してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...などと舎人(とねり)どもまで誇らしげに自慢しておりました」「高綱はまだ通らぬな」「やがて後より見えられましょう」「……よし」顎を振って...
吉川英治 「源頼朝」
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