...今は後めたいよりもむしろ誇らしいくらいだった...
芥川龍之介 「春」
...この国の市が多く誇らしいことにも気をつけよう力強い苦労の成果が町から町へぎざぎざした絶壁がうねりそびえるそして河は古代の壁の下を滑る...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...これまでのお前さんの誇らしいものを...
薄田泣菫 「独楽園」
...私は誇らしい気持になって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...誇らしい石の台座からよほど以前にずり落ちたわたしの魂が跪いてさう申します...
富永太郎 「癲狂院外景」
...なにか誇らしいものと感ぜられたのである...
豊島与志雄 「塩花」
...父兄たちの誇らしい話題になっていた...
中村地平 「霧の蕃社」
...もうあの誇らしい地のふところに臥(ふ)したよ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...どれほど誇らしいものであるか知れないと思っているのであろう...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...もっとも美しい誇らしいシンボルだったのだ...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...その未来に通じるはずの誇らしい発展とが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...誇らしい調子で書いてあった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...あなたが與へ手であり保護者であるより以外の役を輕蔑(けいべつ)してゐらしたあの誇らしい獨立の時代のあなたよりも好きなんですの...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...誇らしい満足があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...心の奥底では嬉しいやら、誇らしいやら、楽しいやら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...誇らしいとか公明正大だとかは今まで何も報道されていない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...自分の力が強められた様な誇らしい心持に移って行った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...やはりその経験は子供にとって誇らしいものにもなるでしょう...
宮本百合子 「悔なき青春を」
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