...多くのわずらわしい騒音も音楽と聞こえる――それはわれわれの生活の卑賤に対する誇らしい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ここに尊い誇らしい心持がするのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...彼等の「苦悩」は一種純真に誇らしい貴い苦悩とされ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私は少なからず誇らしい気持になる...
外村繁 「澪標」
...誇らしい石の台座からよほど以前にずり落ちたわたしの魂が跪いてさう申します...
富永太郎 「癲狂院外景」
...新世紀の「すべての上に栄あるドイツ」(ドイチェラント・ユーバー・アーレス)という大ドイツ帝国のこの合言葉はこの金融体制のドイツの最も誇らしい思い出である...
中井正一 「美学入門」
...松次郎はもう二度ばかり門附(かどづ)けに行ったことがあるので、一向平気だったが、始めての木之助は恥(はずか)しいような、誇らしいような、心配なような、妙な気持だった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...誇らしい顔をあげました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もうあの誇らしい地のふところに臥(ふ)したよ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...もっとも美しい誇らしいシンボルだったのだ...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...誇らしい調子で書いてあった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...誇らしい態度が却つて抵抗しがたく人を惹きつけるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...誇らしい満足があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...心の奥底では嬉しいやら、誇らしいやら、楽しいやら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...誇らしいとか公明正大だとかは今まで何も報道されていない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...嬉しいやら誇らしいやら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...自分の力が強められた様な誇らしい心持に移って行った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その顔には誇らしい自尊心と...
山本周五郎 「青べか物語」
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