...会話の「話頭」を切り出して整理する...
...今、話している内容の「話頭」が何か教えてくれますか?...
...彼女はいつも「話頭」を明確にして話すので聞きやすい...
...「話頭」をすばやく把握できるように訓練する...
...グループディスカッションで「話頭」を担当することになった...
...無造作に話頭(わとう)を一転した...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...と思うとたちまち微笑(びしょう)と一しょにもう一度話頭(わとう)を引き戻した...
芥川龍之介 「春」
...」新藏はこれで用談は濟んだと思つたのか話頭を轉じて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...食事のことはふっつり話頭にのぼらなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私は話頭を転じた...
太宰治 「メリイクリスマス」
...この話頭の転化を計ろうと望んだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...『太平記』の事が話頭に上ると...
永井荷風 「十六、七のころ」
...北原も、話頭を折って、この尺八の音に聞き入る...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀は何を好んで使っている」あらぬ方へ話頭を持ち出したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって話頭をこっちで切り上げるようにした...
夏目漱石 「行人」
...またそっちの方でもいくらかかかるでしょう」夫の手前老人に対する批評を憚(はば)かった細君の話頭(わとう)は...
夏目漱石 「明暗」
...わざと相手にならないで話頭を進めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...近頃でも矢張り学校へ行って珠(たま)ばかり磨いてるのかね」と迷亭先生はしばらくして話頭を転じた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あのお宅の窓はよく見えますね」千種は話頭を転じました...
野村胡堂 「音波の殺人」
...今度は話頭が日本画壇のことに移ると...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...あかくなつて話頭を転じた...
牧野信一 「南風譜」
...小山はかえって悪き事を言出したりと急に話頭を転じ「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...小山は好(よ)き折とて直(す)ぐに話頭(わとう)を向け「時にお登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
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