...会話の「話頭」を切り出して整理する...
...今、話している内容の「話頭」が何か教えてくれますか?...
...彼女はいつも「話頭」を明確にして話すので聞きやすい...
...「話頭」をすばやく把握できるように訓練する...
...グループディスカッションで「話頭」を担当することになった...
...嬉しそうに話頭を転換した...
芥川龍之介 「将軍」
...私は其の旨を答えようとするとヤコフ・イリイッチは例の頓着なく話頭を進めて居る...
有島武郎 「かんかん虫」
...」新藏はこれで用談は濟んだと思つたのか話頭を轉じて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...妾は話頭を転じたのだった...
海野十三 「三人の双生児」
...氏はちょっと話頭を更(か)え...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...……」すこしお世辞が過ぎたのに気づいて下僚は素早く話頭を転ずる...
太宰治 「家庭の幸福」
...『太平記』の事が話頭に上ると...
永井荷風 「十六、七のころ」
...此の外には一つも話頭に上ることはない...
長塚節 「芋掘り」
...話頭が兄の方に向けられさうになつた時...
中原中也 「耕二のこと」
...実に手の腹を返すが如く話頭を転ずるのだが...
中原中也 「撫でられた象」
...自分は兄の名が話頭に上らないのを苦にした...
夏目漱石 「行人」
...とんだところへ話頭を持っていってしまった...
夏目漱石 「三四郎」
...所がある時此間亡くなつた池邊君に會つて偶然話頭が小説に及んだ折...
夏目漱石 「「土」に就て」
...若き人を慰める為か話頭を転ずる...
夏目漱石 「幻影の盾」
...話頭(わとう)はそのお土産を持って来た人から...
夏目漱石 「明暗」
...平次はしかし話頭を変えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小山はかえって悪き事を言出したりと急に話頭を転じ「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...つい話頭を向ける気持になる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索