...会話の「話頭」を切り出して整理する...
...今、話している内容の「話頭」が何か教えてくれますか?...
...彼女はいつも「話頭」を明確にして話すので聞きやすい...
...「話頭」をすばやく把握できるように訓練する...
...グループディスカッションで「話頭」を担当することになった...
...」馬琴は巧に話頭を転換した...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...私は其の旨を答えようとするとヤコフ・イリイッチは例の頓着なく話頭を進めて居る...
有島武郎 「かんかん虫」
...話頭を転じてみた...
太宰治 「正義と微笑」
...この話頭の転化を計ろうと望んだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...またそっちの方でもいくらかかかるでしょう」夫の手前老人に対する批評を憚(はば)かった細君の話頭(わとう)は...
夏目漱石 「明暗」
...お延は話頭(わとう)からわざと堀を追(お)い除(の)けた...
夏目漱石 「明暗」
...主人にも判断の出来そうな方面へと話頭を移す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...わざと相手にならないで話頭を進めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ゆえに一言でも話頭(はなし)が彼の弱点に渉(わた)ると...
新渡戸稲造 「自警録」
...顧みて疚(やま)しからずば怖気(おじけ)は起こらぬ話頭(はなし)は岐路(わきみち)に入ったようであるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...それから不意に話頭を転じて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その話頭を転じてしまつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...私はなるべく天気と耕作物の噂の方へ話頭を向けずには居られませんでした...
牧野信一 「月あかり」
...この辺で話頭を転じようと思つて...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...小さい妹の稽古だののことに話頭を転じる...
宮本百合子 「刻々」
...小山はかえって悪き事を言出したりと急に話頭を転じ「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...「使者の役目はどうなった」宗兵衛はこう話頭を変えた...
山本周五郎 「新潮記」
...万太郎は話頭をかえて...
吉川英治 「江戸三国志」
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