...それから半ば独語(ひとりごと)のやうにかう話の結末をつけた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...方太太は彼女の無教育を怒ったのかと思って話の結末をつけずに退出した...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...方玄綽もまた話の結末をつけずに腰を伸ばして嘗試集を読み始めた...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...お話の結末をつけた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何気なく話の結末をつけた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...しかしこの連続電話の結末をつけるようにフランボウの声が...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...そういう部分はむしろはなはだ不出来でありまた話の結末もいっこう収まりがついていない...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...「兄さんには何か意見が有るんですか」「おれはどうしてもその女が三沢に気があったのだとしか思われんがね」「なぜですか」「なぜでもおれはそう解釈するんだ」二人はその話の結末をつけずに湯に入った...
夏目漱石 「行人」
...この話の結末は明らかに全く違うものになっていたはずだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...秋川は話の結末を案じて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...簡単によそよそしくその人は今は死んでゐないといつて話の結末をつけてしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...話の結末がつくまで當分此家(ここ)へでも來て入(いら)つしやいな...
正宗白鳥 「孫だち」
...そこで話の結末が聞きたいと云つて催促して見た...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...話の結末は、どうついたか覚えていないが、とにかく、喧嘩はコリゴリしたのは忘れえない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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