...仔馬の仕立て方や乘仕込みの巧拙など專ら話の種になる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...小さな村に話の種が二つもできたので...
伊藤左千夫 「春の潮」
...第三節 比較神話学の方法及神話の種類神話学は...
高木敏雄 「比較神話学」
...電灯の下の眼も霞んだことがありましたわ」これであらかたの話の種も終ったのであったが...
「草藪」
...にじんだ声が遠くに聞えやがてぽんぽんと下駄の歯をはたく音あとはだんまりの夜も十一時となれば話の種さへ切れ紅茶もものうくただ二人手をとつて声の無い此の世の中の深い心に耳を傾け流れわたる時間の姿をみつめほんのり汗ばんだ顔は安らかさに満ちてありとある人の感情をも容易(たやす)くうけいれようとする又ぽんぽんぽんとはたく音の後から車らしい何かの響き――「ああ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...敬神崇仏の念のあまりお篤いお方とは申されませぬ相州さまがその度毎に閉口なさる御様子が御ところの軽い笑ひ話の種になるくらゐの...
太宰治 「右大臣実朝」
...それからそれと話の種は尽きませんでした...
橘外男 「仁王門」
...然し私達の間には別にこれといって話の種もなかった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...一人二人の間は話の種であったけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...幼き恋は寸燐の軸木燃えてしまへばあるまいものを寐覚めの囁きは燃えた燐だつたまた燃える時がありませうかアルコールのやうな夕暮に二人は再びあひました――圧搾酸素でもてゝゐる恋とはどんなものですかその実今は平凡ですがたつたこなひだ燃えた日の印象が二人を一緒に引きずつてます何の方へです――ソーセーヂが紫色に腐れました――多分「話の種」の方へでせう...
中原中也 「幼き恋の回顧」
...これでほとんど無尽蔵の話の種を供給されて私は毎晩のように孔明の話をしに御殿へ上った...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...空(から)っ尻(けつ)の土左衛門の方が話の種になるぜ」平次は驚きもしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一村の使用数や石油との経費の相違などが話の種になっていた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...世間にある別れ話の種なんてなに一つない...
三浦環 「お蝶夫人」
...随分お話の種は粒揃いです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから今一つは話の種が多く...
柳田国男 「年中行事覚書」
...何も参考、話の種だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まあ話の種にね...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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