...そこでそんな人物の前では気の詰まるといふ心持がないからである...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...胸が詰まるだけだ」委員N「長官に申します...
海野十三 「諜報中継局」
...我等が行き詰まるやうな心持で椅子に腰をかけて仕事をしてゐると...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...狭いようでも詰めたら詰まるもんやわな」その夕方...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぐっと息が詰まる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...呼吸(いき)が詰まるやうだ...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...お静は息の詰まるような心持だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんのこと?」白川がグッと詰まると...
久生十蘭 「雲の小径」
...我が海軍はたちまち行き詰まる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...動くことが息詰まるほど恐ろしかった...
松濤明 「春の遠山入り」
...胸は詰まるようで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...へどもどして行き詰まるとそこを敲(たた)きさえすれば...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...10840息が詰まるように蒸々(むしむし)していた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...鈍い空気が顔を撲(う)って胸が詰まるような気がした...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...砂の上に息詰まるほどタタキ投げられた上に...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...要するにトドの詰まるところ文化生活の理想は何かと考えて来ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「……天才とか狂人とかいうものは詰まるところ...
夢野久作 「木魂」
...のみならず行詰まると...
吉川英治 「新書太閤記」
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