...心は息詰まるように苦しかった...
岩野泡鳴 「耽溺」
...息詰まるような雰囲気(ふんいき)が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...息の詰まるような気持にさせられる...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もう一分もこの病室にいたらきっと息が詰まる...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...擬装の和解との息詰まるような一夜が明けた...
徳田秋声 「仮装人物」
...女に迷うと金に詰まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は筆が行き詰まると...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...そして大井久我之助がそれを呑む――といふ息の詰まるやうな時分を狙(ねら)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本でもいくばくもなく行き詰まるべき運命を持っていたのだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...女のほうではかえって気が詰まるように苦しく思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...息が詰まるか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その仕事に行き詰まると...
夢野久作 「難船小僧」
...方向と位置と――鼻の静的表現(一)こんな御意見は詰まるところ...
夢野久作 「鼻の表現」
...眼が眩(くら)んで息が詰まる位ドエライ...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...砲塔の息詰まるやうな熱氣の中で讀むのは...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...遍在する崩れ陥没した壁の息詰まる近さに身を縮ませ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そして自分の人格の惨めさに息の詰まるような痛みを感ずる...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...息の詰まるような黄いろい塵埃...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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