...物質文化の行き詰まりを一面に於て唱えながらも...
石原莞爾 「最終戦争論」
...むしろそういう研究を奨励することが学問の行き詰まりを防ぐ上に有効でありはしないか...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...その所謂財産が無財産と同一だから詰まり毒だ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...しかし事件はそれで行き詰まりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかしてこの行き詰まりを切り開いたのはすなわち鎌倉幕府の建設である...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...でも切羽詰まり、監視され謀(はか)られて、しかも助けてくれる人がいないのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...3500ファウスト詰まり性(しょう)が合わないのだなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...詰まり秘密らしく次第にその啓示(けいし)の期の近づいて来る...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...詰まり親戚(しんせき)の処分だねえ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...詰まりさう云ふ人物のする事を原始的に考へて見ると...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...新八は息が詰まりそうになった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...肩先を羽がい締めにして来るので呼吸(いき)が詰まりそうになって来た...
夢野久作 「オンチ」
...フン詰まりになりはしまいかと云う人がないとも限らぬが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...呼吸(いき)が詰まりそうになるのを...
夢野久作 「木魂」
...庭は四方行き詰まりで新しい箒目(ほうきめ)が並んで靴痕(あと)も何もない...
夢野久作 「暗黒公使」
...ソレッキリ行き詰まりになって終(しま)うのであった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...忽ちの中(うち)に金に詰まり初め...
夢野久作 「名娼満月」
...我らがトンネル探検もこれでどん詰まり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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