...黄ろい金貨(かね)のいっぱい詰まった靴足袋をショオンやお前に残してやることは出来なかったろうハアトばからしい夢を頭に入れてはいけないよ何を読んでいるのだいメリイ王女イデーンというアイルランドの王のむすめが...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...至福を齎す薬草の詰まった円筒に火を移した...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...切迫(せっぱ)詰まった書き方になって...
橘外男 「仁王門」
...十二月も押し詰まった或(あ)る日の夕暮の五時頃に...
谷崎潤一郎 「途上」
...行き詰まった心持ちと知恵とはなんらかの新しい転機を見いだしはしないだろうか...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...Everyman's Library などのぎっしり詰まった棚(たな)が孤立して屏風(びょうぶ)のように立っている...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...最初石畳の鋪(し)き詰まった横町などへ入ってみた時には...
徳田秋声 「縮図」
...あのギッシリ詰まった一山の中へも...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほとんど石炭が一杯に詰まった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...第四十六章 二局の指し手マクスグラジャ大将が一瞬返答に詰まった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...基盤の溝にきっちり詰まったセメントはナイフの刃など受け付けない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...言葉に詰まったようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...男も後々(のちのち)は小倉織(こくらおり)のような地の詰まったものを詰襟(つめえり)にして...
柳田国男 「木綿以前の事」
...言句に詰まったことを隠す法も知らず...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何を申しましても私が生れましたのが阿古屋の琴責めの人形が出来ました年の新(しん)の師走(しわす)も押し詰まった日で御座いましたのに...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...……息が詰まったかと思う腰の痛さを...
夢野久作 「白菊」
...あとのことばに詰まった...
吉川英治 「新書太閤記」
...熊の胆(い)をさしあげますか」亭主が早くも貝殻の詰まった箱を持ちかけると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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