...啻(ただ)に学堂教務を統(す)ぶるのみならず学堂出身者の任命の詮衡(せんこう)及び進退黜陟(ちゅっちょく)等総てを委任するという重い権限で監督に任じた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...任意にその立場や方法やの詮衡が行われる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...受賞作品の詮衡に於て...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...更に呂氏春秋や淮南子の如き雜家の書の出來た時代を標準として其以前の書を詮衡し...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...詮衡(せんこう)ノ結果...
火野葦平 「花と龍」
...朝日賞の詮衡に当たって...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その点の詮衡なら極めて容易であらうものを...
正岡容 「下町歳事記」
...例えば技術詮衡部(この技術詮衡部で働くものの腕によって賃銀をきめ...
宮本百合子 「明るい工場」
...作家と目的地との関係などは詮衡されなかった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...芝居の上演目録は詮衡機関にかけられて...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...上演目録詮衡委員会は...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...もう詮衡ずみで、角だつらしくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やいやい集めた原稿を御詮衡下さりその上で収録をきめるのだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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