...ひしと枕(まくら)に噛(かじ)りつくより外(ほか)に詮術(せんすべ)もないのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...そうお答(こた)えするより外(ほか)に詮術(せんすべ)がないのでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ほとんど詮術(せんすべ)のなさに...
泉鏡花 「薄紅梅」
...さて詮術(せんすべ)もあらざれば...
巌谷小波 「こがね丸」
...他に詮術(せんすべ)のあらばこそ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「ありとあらゆるわが思」
...されど今となつては詮術なかつた(the mischief was done)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...見る間に(the next moment)敵は地上に仆れて詮術(せんすべ)なし(was helpless)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...其日稼(そのひかせ)ぎの貧民等は又如何(いかん)とも詮術(せんすべ)なく殆ど飢餓に及ばんとするにぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんとも詮術(せんすべ)はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...思案と詮術(せんすべ)も尽き果てたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...已に十時をも過ぎたれば詮術もなく...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...手足圧(おさ)えられて詮術(せんすべ)ない...
南方熊楠 「十二支考」
...ファッツ今は詮術(せんすべ)尽き焼糞(やけくそ)になって取って還し一生懸命象に武者ぶり懸るとたん...
南方熊楠 「十二支考」
...雨劇しく川漲(みなぎ)りて詮術(せんすべ)なきところに...
南方熊楠 「十二支考」
...匈奴軍詮術(せんすべ)を知らず大敗した...
南方熊楠 「十二支考」
...よし/\吾に詮術(せんすべ)あり...
夢野久作 「白くれない」
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