...所詮(しょせん)牛をそらすくらいならば...
芥川龍之介 「邪宗門」
...定額では所詮(しょせん)足らない...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...乙の認める美点は甲の詮索でぼろを出すということが往々ある...
寺田寅彦 「学位について」
...その陀羅尼經の原版が木であつたか銅であつたかといふ詮議を...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...詮方(せんかた)なく米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...所詮は、十一月の曇つた午後に、風が往来の砂塵を巻きあげてゐるやうなもんだと、僕の、心はともかく肉体は、左様に今はや観念してゐるやうな具合だ...
中原中也 「私の事」
...畳まであげて詮索をして居ります...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...所詮は底ぬけに小心者で...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...所詮(しょせん)は...
久生十蘭 「鈴木主水」
...あるいは近来の流行にて空気の良否など少しく詮索(せんさく)する様子なれども...
福沢諭吉 「教育の事」
...所詮そなたの恋は叶わぬわ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...おしゃべり連中に仕事を詮索されたくない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...つまらぬ好奇心や詮索でこまるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうせどっちに転んだとて所詮が...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...詮ずるに質が有つ美しさなのである...
柳宗悦 「和紙の美」
...所詮は曹操に敵しますまい...
吉川英治 「三国志」
...時にもう近江の義詮は...
吉川英治 「私本太平記」
...所詮駄目だと解つてはゐるものの村ではどうしても其儘(そのまま)捨てておくわけにゆかぬ...
若山牧水 「熊野奈智山」
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