...出來る出來ぬの詮議は無益(むやく)の沙汰ぢや...
芥川龍之介 「地獄變」
...――所詮、乞食坊主以外の何物でもない私だつた、愚かな旅人として一生流転せずにはゐられない私だつた、浮草のやうに、あの岸からこの岸へ、みじめなやすらかさを享楽してゐる私をあはれみ且つよろこぶ...
種田山頭火 「行乞記」
...一歩々々がルンペンの悲哀だつた、一念々々が生存の憂欝だつた、熊本から川尻へ、川尻からまた熊本へ、逓信局から街はづれへ、街はづれから街中へ、そして元寛居であたゝかいものをよばれながらあたゝかい話をする、私のパンフレツト三八九、私の庵の三八九舎もだん/\具体化してきた、元坊の深切、和尚さんの深切に感謝する、義庵老師が最初の申込者だつた!寒くなつた、冬らしいお天気となつた、風、雪、そして貧!十二月廿三日曇、晴、熊本をさまよふてSの家で、仮寝の枕!けふも歩きまはつた、寝床、寝床、よき睡眠の前によき寝床がなければならない、歩いても/\探しても/\寝床が見つからない、夕方、茂森さんを訪ねたら出張で不在、詮方なしに、苦しまぎれに、すまないと思ひながらSの家で泊る...
種田山頭火 「行乞記」
...更に呂氏春秋や淮南子の如き雜家の書の出來た時代を標準として其以前の書を詮衡し...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...詮方(せんかた)のないものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...詮索(せんさく)がましからぬ程度に聞いて見ると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...所詮は私のような者の来るところでもなさそうだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...銀簪(ぎんかん)!……角菱(すみびし)と三蓋松を抱きあわせた比翼紋(ひよくもん)がついております」「ちょっと詮索すりゃア...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...馬の顔の長さまで詮索(あげつら)って...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それについて詮議(せんぎ)したりなどしないだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...わたしのようによしなきことを詮索したり気まぐれな思いに耽ったりするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...哲学者の詮索や瞑想は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...詮議の手が伸びるに相違ない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...所詮(しょせん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...旅館の畫帖などにしても、その中に自分のいやな人が先に書いてゐれば、所詮、書く氣にはなれない...
吉川英治 「折々の記」
...またそむいて義詮に応じるなどの逆転を...
吉川英治 「私本太平記」
...義詮(よしあきら)は父の変化と体の方が気づかわれ...
吉川英治 「私本太平記」
...所詮は、逃げ終(お)わせられぬものと、観念したらしいのである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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