...彼は詭弁を使って自分の意見を通そうとした...
...その論理は詭弁だらけで信用できない...
...詭弁に対しては冷静に対処する必要がある...
...彼は詭弁を弄して相手を圧倒した...
...詭弁を見破る力を身につけるために、哲学の勉強をしている...
...呆(あき)れるばかりに図々(ずうずう)しい面(つら)の皮千枚張りの詭弁(きべん)...
太宰治 「父」
...しかし大使館当局がなんと詭弁(きべん)を弄そうともこの瞬間私の目撃したものは...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...分析が弁証法的である場合には詭弁(ソフィステライ)の類となるだろう...
戸坂潤 「科学論」
...それであればこそソフィストはソフィスト(詭弁論者・懐疑論者)の名に値いしたのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そして全くの詭弁や甚だ芳しからぬ説明を用いて...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...詭弁であろうか...
豊島与志雄 「風景」
...詭弁(きべん)と真理とが相交じってる空気の中にはそれほど悪気がこもっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついに詭弁(きべん)や理論に醜さを多く与えながらおのれの醜さを多少失ってきた証拠である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...詭弁を弄するのみ……」――私は私の書いたことに或批評家がそんな冷い言葉を掛けさうな気がした...
中原中也 「その頃の生活」
...動けば反吐を吐くと知った人間に愛嬌が入るものか」「いやに詭弁(きべん)を弄(ろう)するね...
夏目漱石 「虞美人草」
...あいまいに詭弁的(きべんてき)に職業化されていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しかし少しでも検討すれば、詭弁ではなく、堅固かつ納得できるとわかるであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...――詭弁家(ソフィスト)の理論とは別の理論がある...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...あるいは巧妙なる情熱的詭弁によって魔術の金冠のうちに移されてしまったのか...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...詭弁の様相をなしつつ...
横光利一 「旅愁」
...詭弁(きべん)は...
吉川英治 「大岡越前」
...詭弁家(きべんか)であるとか...
吉川英治 「新書太閤記」
...同時にとは約束していない」「詭弁(きべん)を吐くなっ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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