...詭計あるいは暴力によって四海同胞たる人類を犠牲にするようなことをしようとはしないであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...之は詭弁ではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それであればこそソフィストはソフィスト(詭弁論者・懐疑論者)の名に値いしたのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それは今の場合単なる詭弁でしかない...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...命がけの詭計(きけい)に失策して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その出世作「カナリア殺人事件」の重大な詭計(トリック)は...
野村胡堂 「探偵小説と音楽」
...お父様がどんな詭弁(きべん)を使おうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...詭弁(きべん)を弄(ろう)していますね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...」苦しい詭弁(きべん)を弄(ろう)している...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...自身は偉い哲人ださうだ――詭弁家になつても関(かま)はない...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...何らかの良い目的のために発揮され得る能力であるよりはむしろ詭計なのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おれは次の詭弁的なばかげた概念差別を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...その社会のあらゆる悪計と詭略と恥しらずを身にそなえたフーシエの徒輩も見出される...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...しかしそれは、あの例の詭弁が、哲学の入口をふさいでいるからであると信じます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...詭弁の様相をなしつつ...
横光利一 「旅愁」
...少しも詭弁(きべん)ではありません...
吉川英治 「三国志」
...そして詭弁(きべん)に詐(あざむ)かれまいというお気持が先になっている...
吉川英治 「三国志」
...苦しまぎれの詭弁(きべん)とみえます...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索