...(節子)詭弁(きべん)ですわ...
太宰治 「春の枯葉」
...禹徳淳 (じっと睨んで)詭弁を弄すな、詭弁を...
林不忘 「安重根」
...手を切るために大小さまざまの詭計を用いなければなるまい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...詭弁はここにこそ潜んでいる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...之を主張するために詭弁を用いて論敵を破った...
戸坂潤 「辞典」
...」――それは詭弁だ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...二人にはそれがお秀の詭弁(きべん)としか受取れなかった...
夏目漱石 「明暗」
...「詭弁は哀しきオナニーである...
北條民雄 「精神のへど」
...私の母以外の人々はそれを詭弁と認めて笑つてゐた...
牧野信一 「毒気」
...何らかの良い目的のために発揮され得る能力であるよりはむしろ詭計なのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...詭弁から解放され得ないことを...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...詭計によらず時の運によらず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かの詭弁家どもこそ更にあさましくも一層無用な族(やから)であると思うのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...詭弁(きべん)をふるってかえって王をよろこばせ...
吉川英治 「上杉謙信」
...世上の詭弁者(きべんしゃ)が...
吉川英治 「篝火の女」
...その詭弁(きべん)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ひと眼でも知れている敵の諜者(ちょうじゃ)の詭弁(きべん)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...同時にとは約束していない」「詭弁(きべん)を吐くなっ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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