...この映画の音楽は交響詩風である...
...壮大の詩風を独占したる観あるに於て彼が名や少なくとも永く日本詩史の上に伝らざるべからざる也...
石川啄木 「閑天地」
...ボドレエルにほのめきヴェルレエヌに現はれたる詩風はここに至りて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...奔放な詩風で一代の人心――とりわけ若い婦人(をんな)の心を支配した頃は...
薄田泣菫 「茶話」
...藤村の仙台時代の詩は、私も学生時代に、柄(がら)でもなく愛誦(あいしょう)したものだが、その詩風には、やはりキリスト教の影響がいくらかあったように記憶している...
太宰治 「惜別」
...茫洋とした詩風で...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...此の頃唐では詩風の變遷があつたのを日本人は如何に受け入れたかと云ふ事を述べて見よう...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...却つてその詩情を稀薄にした後期の敍事詩風の作が多く入れられてある...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...後年に至って象徴的傾向の詩風に入った経過を考える時...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...この頃の詩風はふしぎに典雅であつて...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...詩風の関係から詩集の感じの統一を保つためである...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...今日では最も有りふれた一般的な詩風となり...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ぴつたりとその詩風の特色と一致し...
萩原朔太郎 「名前の話」
...僕は君の詩風から聯想して...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...彼はみづから舊著「新しき欲情」「虚妄の正義」「絶望の逃走」等から散文詩風のものを選び...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...それ等の詩風は概ねスラヴ民謠風のものなり...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...第三の下に「近来詩風盛宗宋人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最も正格で最も巧妙な・また古来他のいかなるイタリア詩人も及ばなかったほどあの古代の純粋な詩風をうけついだ・一詩人**が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古臭い詩風の破壊を敢てした事を光栄とすると言つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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